いよいよ7月1日から開幕する、芝のグランドスラム「ウィンブルドン」。第9シードで出場するジョン・イズナー(アメリカ)は、自信はないとしつつも、「危険な存在になれる」可能性があると話している。イ…

いよいよ7月1日から開幕する、芝のグランドスラム「ウィンブルドン」。第9シードで出場するジョン・イズナー(アメリカ)は、自信はないとしつつも、「危険な存在になれる」可能性があると話している。

イズナーは昨年「ウィンブルドン」でベスト4に進出。準決勝ではケビン・アンダーソン(南アフリカ)に敗れたが、6(6)-7、7-6(5)、7-6(9)、4-6、24-26と、6時間36分にもおよぶグランドスラム史上2番目に長い激闘を演じた。

ただ今年は3月の「ATP1000 マイアミ」で準優勝となったものの、左足の疲労骨折が判明。クレーコートシーズンを全休し、この「ウィンブルドン」が復帰戦となる。

そのため、ATP(男子プロテニス協会)によると「あまり期待はない。今後への自信がつくように、最も重要なのは怪我をせずにこのトーナメントを終えること」「今年また準決勝まで到達できると考えるのは、突飛だろう。何事にも可能性はあると言えるけど、先週まではまったく練習もできなかったという事実があるからね」と、控えめに語っている。

その一方で「勢いをつけることができて、気持ちよくプレーができるなら、自分はとても危険な存在になれる。そういった勢いをつけて、コート上で気持ちよくプレーするのは簡単ではないけれど」と、イズナーは話している。

そのイズナーは、1回戦で世界60位のキャスパー・ルード(ノルウェー)と対戦予定。勝ち進めば、4回戦で第8シードの錦織圭(日本/日清食品)と対戦する可能性がある。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年「ウィンブルドン」でのイズナー

(Photo by Chaz Niell/Icon Sportswire via Getty Images)