創部初めて全国選抜のタイトルを勝ち取った。男子は立命大との決勝を制し、今大会初優勝。一方、女子は無念の予選敗退に終わった。◆6・29~30 第31回全国大学選抜(明治神宮弓道場)▼男子団体 明大――1位▼女子団体 明大――予選敗退 高き壁…
創部初めて全国選抜のタイトルを勝ち取った。男子は立命大との決勝を制し、今大会初優勝。一方、女子は無念の予選敗退に終わった。
◆6・29~30 第31回全国大学選抜(明治神宮弓道場)
▼男子団体
明大――1位
▼女子団体
明大――予選敗退
高き壁をついに超えた。男子は準決勝で昨年度の優勝校、法大と対戦。「外したら負ける相手と分かっていた」(依田尚大・政経3=長野吉田)。高い集中力で20射全皆中を達成。近年、幾度も明大の上位進出を阻んできた強豪相手にこれ以上無い結果を叩き出し、勝利。続く立命大との決勝は準決勝の勢いそのままにわずか1中差ながらも優勝を決めた。「初優勝だからこそ一層うれしい」(川久保虹弥・政経4=鹿沼東)。平成とともに始まりを告げた今大会の歴史に令和初の王者として名を刻んだ。
全員で栄冠をつかみ取った。「感謝の気持ちしかない」(元川海徳主将・営4=川崎市商)。今季、大前としてチームを引っ張っていた大黒柱が大会直前の負傷により今大会を欠場。チームの窮地に大前でメンバー入りしたのは森田直弥(理工3=芝浦工大柏)。大会を通して高い的中で、流れを作る先頭をしっかりと努め上げた。「4年生を勝たせてあげたかった」(森田)。現在の4年生が入部後、主要大会での優勝から約4年遠ざかっていた明大。部員、OBが待ち望んでいた久々のタイトルをもたらした。
次戦は、チャンピオンとして迎えるインカレだ。「結果に甘えず、堂々と戦いたい」(元川)。8月の大一番は今大会の勢いに乗り、男女ともに頂点を狙う。
[上松凜助]
試合後のコメント
寺本裕明監督
――今の心境はいかがですか。
「涙が出てきそうです。4年間優勝がなくて、私が監督になって初めての優勝なのでうれしいです。法大戦で皆中できたということはみんなが優勝したいという気持ちが強かったのかなと思います」
川久保
――準決勝・法大戦を振り返っていかがでしたか。
「いつも通りやれば決して勝てない相手ではないなと思っていました。落ち着いてみんながたんたんとやるべきことをやりきった結果です」
元川
――今大会を振り返っていかがでしたか。
「本当にありがとうという気持ちでとてもうれしいです。選抜で優勝したことがないことは事前に知ってはいたのですが、そのことをバネにするか、そのことを意識しすぎて結果が出ないかのどちらかだとは思っていました。『ただ勝つだけ』と意識して大会に臨みました」
小林和真(農3=玉龍)
――優勝が決まった瞬間はいかがでしたか。
「言葉にできないくらいうれしかったです。決まる前から、もう大丈夫みたいな安心感があって本当に他のメンバーが心強かったです」
森田
――今大会を振り返っていかがでしたか。
「自分は日本一が初めてなので、日本一の景色を見てみたいとずっと思っていました。昨年からずっと惜しくて、自分が当たるようになってきてチームの力になりたいと思っていました。4年生と優勝できたことがすごくうれしいです」
依田
――今の心境はいかがですか。
「大学に入って、団体の優勝が初めてだったのでうれしいです。最後は泣いてしまいました。それなりのところまでいけても、法大とか桜美林大とかに負けてしまっていたので、優勝がずっと遠かったです。それがやっとできてうれしいです」
小口琉矢(農2=岡谷工)
――今の心境はいかがですか。
「本当にまだ実感がないです。平成が始まってから続いてきた大会に明治として初めて優勝したそのメンバーに入ることができたということにとても感動しているのと同時に誇りに思います」