いよいよ7月1日から開幕する、芝のグランドスラム「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)。大会前の記者会見に錦織圭(日本/日清食品)が出席し、今大会…

いよいよ7月1日から開幕する、芝のグランドスラム「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)。大会前の記者会見に錦織圭(日本/日清食品)が出席し、今大会の予選を突破した杉田祐一(日本/三菱電機)と内山靖崇(日本/北日本物産)について語った。

今大会の予選には日本人男子が7人出場。128人中16人のみが本戦に出場できる激戦を、杉田と内山が勝ち抜いた。杉田は3年連続5回目の出場、内山はこれがグランドスラム本戦初出場となる。

その杉田について「嬉しいですね。祐一さんがまたこの場に戻ってこられたのは、彼にとって大きな勝利だったと思います。まだ本戦がありますけど、力がある選手ですし、50番台に居てもおかしくない選手なので。これからまた頑張ってほしいなという気持ちはあるので、率直に嬉しいです」と錦織は語る。

現在30歳の杉田は、28歳の時に「ATP250 アンタルヤ」で当時日本人男子3人目となるツアー優勝を達成。2017年10月には、キャリアハイとなる世界36位まで到達した。しかしその後は安定した成績を残せず、258位までランキングが落ちたが、得意の芝コートで見事予選を勝ち抜いた。

また、15回目のグランドスラム予選への挑戦で初めて本戦出場を勝ち取った現在世界182位の内山についても「うっちーが一番嬉しいかもですね。初めての本戦というのは大きな経験になりますし、自信にもなるだろうし。でも意外と予選に十何回出てたんだなというのはちょっとびっくりしました。彼も力のある選手ですし、100位を確実に切れる選手なのでもうちょいかなと思います」と喜びを語っている。

1回戦では、杉田は第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)と、内山は世界92位のテニス・サングレン(アメリカ)と、錦織は世界115位のチアゴ・モンテーロ(ブラジル)とそれぞれ対戦する。また世界67位の西岡良仁(日本/ミキハウス)も本戦出場が決まっており、世界286位のヤンコ・ティプサレビッチ(セルビア)と対戦する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」での錦織圭

(photo by Shaun Brooks/Action Plus via Getty Images)