フェンシングは、7月26日に開会式が行われ、30日の閉会式まで熱戦が繰り広げられる。開催地は、鹿児島県となっている。 エペ、フルーレ、サーブルの違いは? フェンシングには、エペ、フルーレ、サーブルの3種目がある。それぞれの最も大きな相違点は…

フェンシングは、7月26日に開会式が行われ、30日の閉会式まで熱戦が繰り広げられる。開催地は、鹿児島県となっている。

エペ、フルーレ、サーブルの違いは?

フェンシングには、エペ、フルーレ、サーブルの3種目がある。それぞれの最も大きな相違点は、有効面と呼ばれる、得点となる体のターゲット範囲だ。エペは全身、フルーレは背中を含む胴体、サーブルは頭や両腕を含む上半身が有効面となっている。フルーレとサーブルは、先に腕を伸ばして剣先を相手に向けた選手が優先権を獲得する。相手は剣を払ったり叩いたりして防御することで優先権が移行する。

フルーレとエペは「突き」のみ、サーブルには「斬り」もあり

一方、エペには優先権がない。先に突いた方の得点となる。突きが両者同時の場合は、双方に得点が入る。フルーレとエペは「突き」だけの競技だが、サーブルには「斬り」の動作も加わる。

インターハイの競技種目は、学校対抗と個人対抗。前者は男女のフルーレのみ。後者は、男女ともにエペ、フルーレ、サーブルの3種目で競われる。競技方式は、学校対抗がトーナメント方式。1チームは5名編成とし、3名による総当たり戦を行い、5勝先取りとする。男女とも3分間(実働)5本勝負とされている。

一方の個人対抗は、各種目ともプール方式とトーナメント方式の混合方式。プール方式では、男女とも3分間(実働)5本勝負、トーナメント方式では、 男女とも3分間(実働)3セット(セット間の休憩は1分)15本勝負とする。 但し、例外として、サーブルの第1セットは3分間が経過した場合か、または一方の選手が8点を先取した場合に終了する。

学校対抗は和歌山北がここ6年で優勝2回、準優勝3回

最近6年間の学校対抗の優勝校を見ると、男子では東亜学園(東京)が3度、平成28年と29年に別府翔青(大分)が連覇している。女子は、大垣南(岐阜)が平成25年と26年に連覇、昨年制覇した和歌山北(和歌山)は、ここ6年で優勝2回、準優勝3回と常に上位に顔を出している。令和元年の高校総体では、どの高校に栄冠が輝くのか注目が集まる。