優勝へ王手をかけた準決勝は、強豪・筑波大との一戦。春季リーグ戦では負けを喫した相手だ。この試合も序盤から流れをつかみ切れずセットを先取され、ペースを握られた。4セット目で盛り返しフルセットまで持ち込むも、終盤でミスを連発し試合終了。6年ぶりの栄光は叶わなかった。

◆6・25~6・30  第38回東日本大学選手権(北海きたえーる他)

◆6・29 筑波大戦(北海きたえーるメインアリーナ) 

▼準決勝

 明大2{22-25、25-20、21-25、30-28、11-15}3筑波大○

<スターティングメンバー>(ローテーション順)

S上林直澄(法3=東亜学園)、OH(アウトサイドヒッター)鎌田佳朗(法4=東亜学園)、MB安井恒介(政経1=尼崎市立尼崎)、OP池田颯太(営3=松本国際)、OH小松一哉主将(政経4=雄物川)、MB三輪大将(政経2=高川学園)Li鳴尾空海(商2=習志野)、Li瀧田大輔(商3=洛南)

 大一番を制せなかった。1セット目から「気持ちの面で受け身になっていた」(池田)と攻守がかみ合わず、3セット目まで筑波大のペースで試合が進んだ。そして迎えた第4セットも序盤からリードを与えた。しかし15―18の場面で池田のサイドアタックや安井のブロックポイントで逆転に成功。その後は相手に追いつかれるも「集中力を出せていた」(池田)と両チーム根気強くサイドアウトを取り続けた。そして、迎えた28―28の場面。安井が放ったクイックから相手のミスを誘発し、連続得点でセットを奪い2―2のタイに戻した。しかし最終第5セットでは序盤からサーブなどミスが生まれ、リードを許す展開に。それでも必死に食らいついたが、9―11の場面で「焦ってはじいてしまった」(鎌田)と小澤宙輝(筑波大)の試合を決める強力なサーブがさく裂した。最後は相手のサイドアタックが突き刺さりセットを献上。セットカウント2―3で敗北し、決勝へ進むことはできなかった。

「チームがバラバラになっている」(上林)とチーム力に課題を残した今試合。実際に、序盤からレシーブと攻撃の連携で乱れが目立った。「悪い雰囲気をそのままズルズルと続けてしまった」(小松)と試合中のチームの気持ちの切り替えが急務となる。「変えるのは上級生」(小松)。次戦は3位決定戦で中大と当たる。春季リーグ戦では白星を飾ったが、昨年度同大会の準決勝で負けを喫した相手だけに油断はできない。「敗戦のムードから切り替える」(鳴尾)と今一度チームを立て直し、必ず勝利を挙げて、次なる舞台へつなげる。

[佐々木崚太]

試合後のコメント

鈴木康時監督 

――ブロックとレシーブの調子はいかがでしたか。 

  「強打(レシーブ)はそこそこだったと思います。フェイントでやられるケースが多く、誰がどうやって突っ込んでいくのかというのはもう一度詰めないといけないです」

小松

――今日の試合の振り返りをお願いします。

「結果的に内容どうこうより負けたことというのは全てですし、東日本インカレのタイトルを取れなかったというのはチームにとってはこの1年戦っていく上で、痛いと思います。本当に悔しいというか、取るべきタイトルだったので、それを取れなかったというということで頭の整理がついていません。まだ明日もありますし、そればかり気にせず、次につなげるためにはどうすればいいのか、自分の中で少しずつ整理していきたいです」

池田

――序盤から流れをつかみ切れなかった要因を教えてください。

  「硬かったというのはあると思いますが、春負けていてこっちにも苦手意識が少しあったと思います。プレー以前より気持ちの面で受け身になっていたと思うので、それが原因だと思います」

上林

――大会前の見立てはいかがでしたか。

  「組み合わせ次第で優勝できると思っていましたが、負けるとも思っていました。よくベスト4まで来られたという感じです。本当に個人でバレーしているって感じがして、それをもっとセッターである自分がまとめなければいけません。東日本インカレ前の練習から、これ勝てるのかなという感じしかしなくて、準備不足でした」