プロ野球は勝負の8月に突入。パ・リーグでは首位ソフトバンクを2位の日本ハムが5ゲーム差で猛追。3位以降はロッテ、楽天、西武、オリックスが追う展開だ。■歴代4位タイの15連勝をマークした日本ハムから大量選出 プロ野球は勝負の8月に突入。パ・リ…

プロ野球は勝負の8月に突入。パ・リーグでは首位ソフトバンクを2位の日本ハムが5ゲーム差で猛追。3位以降はロッテ、楽天、西武、オリックスが追う展開だ。

■歴代4位タイの15連勝をマークした日本ハムから大量選出

 プロ野球は勝負の8月に突入。パ・リーグでは首位ソフトバンクを2位の日本ハムが5ゲーム差で猛追。3位以降はロッテ、楽天、西武、オリックスが追う展開だ。

 7月の「日本生命月間MVP賞」は、投手部門で日本ハム・有原航平投手が初受賞。打者部門では厚生労働省指定の難病「潰瘍性大腸炎」を乗り越えたオリックス・安達了一内野手が初受賞となった。

 フルカウント編集部では7月の月間ベストナインを独自で選出。歴代4位タイの15連勝をマークした日本ハムから大量選出となる中、下位に低迷するチームからも複数選手が選ばれた。熱パのキーマンは誰か。

 【投手】
◯有原航平(日本ハム)
4試合登板、3勝1敗、防御率1.47

 7月はリーグトップタイ3勝(1敗)、リーグ3位の防御率1.47。2日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)、9日のロッテ戦(札幌ドーム)といずれも8回無失点。22日のオリックス戦(札幌ドーム)で自身初の2桁10勝目をマークし、チームの快進撃(7月17勝4敗)を支えた。入団2年目で初の月間MVP受賞となった。

【捕手】
◯若月健矢(オリックス)
21試合出場、打率.328、0本塁打、10打点

 主に8、9番ながらも、打率リーグ4位。正捕手奪取へハイアベレージを記録した。12日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)では猛打賞をマークし、日本ハムの大型連勝ストップに貢献した。6月までの打率.282から一気に打率.310まで上げた。

■日ハム田中は打率リーグ14位タイも得点圏打率は.409

【一塁】
◯銀次(楽天)
20試合出場、打率.361、0本塁打、8打点

 主に5番打者として、打率リーグ2位、OPS(出塁率+長打率).935はリーグトップだった。20日の日本ハム戦(帯広)では4打数4安打をマーク。マルチ安打を6試合で記録した。

【二塁】
◯田中賢介(日本ハム)
21試合出場、打率.280、1本塁打、6打点

 7位タイの月間23安打で打率リーグ14位タイだったが、得点圏打率.409をマーク。10日のロッテ戦(札幌ドーム)では9回2死から同点の2号ソロ。球団最長タイ記録の14連勝に大きく貢献した。無失策と堅守も光った。

【三塁】
◯今江敏晃(楽天)
17試合出場、打率.323、2本塁打、6打点

 打率リーグ7位。20日の日本ハム戦(帯広)、22日のロッテ戦(コボスタ宮城)と2試合連発。出塁できなかったのは2試合だけだった。

【遊撃】
◯安達了一(オリックス)
22試合出場、打率.380、0本塁打、8打点

 主に2番打者として22試合出場。11試合でマルチ安打をマークするなどリーグトップの打率.380。リーグ最多30安打をマークした。12日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)では7回に勝ち越し打を放ち、日本ハムの連勝を15で止めた。月間MVPはプロ5年目で初受賞。

みだsあの二刀流はOPSが1.273と驚異的な成績

【外野】
◯岡大海(日本ハム)
20試合出場、打率.324、2本塁打、7打点
 
 主に7番スタメンだったが、打率リーグ5位タイ、出塁率.427はリーグ4位だった。10日のロッテ戦(札幌ドーム)では5点差の7回に1号2ラン。球団最長タイの14連勝を呼んだ。猛打賞を4度マーク。チームの快進撃の象徴となった。

◯糸井嘉男(オリックス)
23試合出場、打率.302、1本塁打、11打点

 3番打者として、打率リーグ8位、リーグ3位タイの月間26安打をマークした。出塁率.388はリーグ7位。リーグ2位の11盗塁。マルチ安打を8試合で記録した。

◯西川遥輝(日本ハム)
21試合出場、打率.329、0本塁打、11打点

 打率リーグ3位で月間26安打はリーグ3位タイ。出塁率.424はリーグ5位だった。得点圏打率.429 をマークし、打点はリーグ9位タイ。8日のロッテ戦(札幌ドーム)から3試合連続マルチ安打をマーク。出塁できなかったのは2試合だけ。主に1、2番としてチームの快進撃を支えた。

【指名打者】
◯大谷翔平(日本ハム)
15試合出場、打率.400、4本塁打、12打点

 規定打席には届かなかったが、本塁打、打点はいずれもリーグ2位タイ。11四球はリーグ6位タイで出塁率.518。OPSは1.273と驚異的な成績を残した。