2020年東京五輪につながる近代五種ワールドカップファイナル東京大会が、27日に開幕した。武蔵野の森総合スポーツプラザ及びAGFフィールドで行われているこの大会、1日目はフェンシングのランキングラウンド(総当たり戦) 2日目は女子個人決勝が行われた。リオデジャネイロ五輪に出場した朝長なつ美(警視庁)は1388点で10位、日本人最高順位だった。

今回のワールドカップは、この夏から本格化する2020年東京五輪テスト大会の第1弾となっている。大会組織委員会は28日、そのテスト内容を報道陣に公開した。大きく分けてテスト項目は3つとなっている。

①大会運営の効率化
②リザルト等が表示されるテクノロジー機器のシミュレーション
③馬術競技における芝の状態管理や馬糞の処理

近代五種において、国内で世界レベルの大会が開かれるのは1964年東京五輪以来。今回のワールドカップは2020年の東京五輪へ向け運営面での習熟が大きな鍵となっている。五輪組織委員会、コントラクター、ボランティアが一体となりいかに大会をスムーズに進められるか。約1年前から各所で連携を取り準備を進めてきた。

28日の女子競技では馬術からレーザー&ランへの競技場転換を簡略化した。馬術の障害物の撤去数を減らすことで、他の国際大会では約30分かかるところを約5分に短縮し準備を整えた。会場集約化の工夫もありリオデジャネイロ五輪では全体で6時間15分かかっていたところを5時間15分、競技時間を約1時間短縮することに成功した。

次の競技にスムーズに移行できたことで選手達も早めに競技スペースに入りウォーミングアップする時間ができたりと、選手にとっても時間短縮化は大きなメリットとなった。

組織委員会の森泰夫大会運営局次長も「各所で連携をしっかりと取り、時間のコントロールができたことが良かった」と、コメント。
今後も各競技のテスト大会で様々な課題にアプローチし、テスト検証を行っていく。

2020年東京五輪。
近代五種のように日本の国際大会開催が少ない競技は、運営面での努力も感じながら観戦するとより深みが増すかもしれない。

近代五種ワールドカップファイナル東京大会は30日まで、スポーツブルでは30日の10時15分から大会の模様をライブ配信する。