写真:石川佳純(左・全農)張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部6月27日、JA全農 2019ITTFチームワールドカップ東京大会(11月6日~10日)開催発表記者会見が、味の素ナショナルトレーニングセンターで行われた。記者会見には…

写真:石川佳純(左・全農)張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

6月27日、JA全農 2019ITTFチームワールドカップ東京大会(11月6日~10日)開催発表記者会見が、味の素ナショナルトレーニングセンターで行われた。記者会見には、本日16歳の誕生日を迎えた張本智和(6月世界ランキング4位・木下グループ)、石川佳純(同6位・全農)の両選手に加え、倉嶋洋介日本代表男子監督、馬場美香日本代表女子監督が登場した。

今大会は全国農業協同組合連合会(JA全農)が特別協賛。JA全農の神出元一代表理事理事長は「日本選手の食を応援することはもちろんですが、各国の選手のみなさんや世界中から応援に来られるお客様を日本の食でもてなしていこうといろんな企画を考えております」と11月の大会に向けての想いを語った。




写真:神出元一代表理事理事長から海外遠征時のサポート券を受け取る石川佳純(中央・全農)、張本智和(右・木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

男女代表監督のコメント




写真:倉嶋洋介日本代表男子監督/撮影:ラリーズ編集部

男子の倉嶋監督は、「前回大会初めての決勝進出。今回は日本開催ということで、それを上回る結果を残したい」と大会に向けての意気込みを語った。

さらに「今大会の団体戦はダブルスが1番となる新しい方式。このダブルスが団体戦においては鍵を握ってくると思っている。その強化もしっかりとしつつ、選手選出も考えながら、努力を今後も積み上げていきたい」と今大会の団体戦の方式にも言及。

卓球の団体戦で1番の勝利は、団体戦の行方を左右すると言っても過言ではない。さらに、強い選手同士が組んでも必ず強くなるわけではないダブルスが行われる。この1番ダブルスは日本が金メダルを取るための鍵になる。




写真:馬場美香日本代表女子監督/撮影:ラリーズ編集部

一方、女子の馬場監督は、「打倒中国を目指して金メダルを獲得できるように選手監督一丸となって戦っていきたい。選手はベストメンバーで一番いい状態で戦わせられるように頑張ります」とコメント。

6月の世界ランキングでは上位30人の中に日本人選手は7名がランクイン。非常に層の厚い日本女子の中でどのメンバーが選ばれることになるのかも注目だ。

張本智和のコメント




写真:張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

昨年は日本代表での初団体戦だったこともあり、プレーするので精一杯だったという張本は「地元での世界大会は初めての経験。出場することができれば、自分がチームを引っ張れるように頑張りたい」と力強いコメント。

また、日本チームとして重要となってくる点を聞かれ「1番のダブルスが取れるか取れないかで2番以降に大きな影響がある。ダブルスが今大会鍵になる」と倉嶋監督と同様にダブルスについて言及した。

2018年のロンドン大会で日本男子は、決勝の中国戦で敗れた以外はダブルスを全勝で勝ち上がった。選手、監督ともにダブルスの重要性を身に染みて感じているようだ。

「半年後にオリンピックはあるが、このチームワールドカップで金メダルを取るというのも1つの大きな目標」と語った張本。昨年から大きな成長を遂げている張本の団体戦での戦いからも目が離せない。

石川佳純のコメント




写真:石川佳純(全農)/撮影:ラリーズ編集部

前回のロンドン大会で初めてキャプテンを務めた石川は「団体戦なので、チームワークであったり勢いであったりが大事になってくる。5ゲームマッチなので先手必勝かなと思います」とチームワールドカップならではの戦い方を意識していた。

また、日本開催についても「地元で団体戦の世界大会を戦うのは自分自身凄く楽しみ。来年(東京五輪)に向けて日本で試合ができるというのは、自分にとっても大きな経験になると思うので、出場できるように頑張りたい」と意気込みを語った。




写真:左から馬場監督、石川佳純、張本智和、倉嶋監督/撮影:ラリーズ編集部

昨年ロンドンで行われたチームワールドカップでは、各国のトップ選手がこぞって参加する中、日本は男女ともに銀メダルを獲得。地元東京での開催となる今年、男女そろって悲願の金メダルとなるか、注目が集まる。

文:ラリーズ編集部