ただのリップサービスではないようだ。 日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18=金足農)がプロの洗礼を浴びた。チーム…

 ただのリップサービスではないようだ。

 日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18=金足農)がプロの洗礼を浴びた。チームでは05年ダルビッシュ以来となる高卒ルーキー2戦2勝を目指し、先発した23日中日戦(ナゴヤドーム)で3回5失点KOを味わった。

 

 6安打を集中して攻略した中日打線。吉田が初勝利を挙げた12日広島戦(札幌ドーム)で外角一辺倒だった配球データから、徹底して外角直球を狙う作戦だった。「内角球は捨てた」が、それでもとらえられない直球が中日の打者から高く評価された。

※( )内は吉田との対戦成績

◆平田(二塁打、空振り三振)
「スピンがかかって、真っすぐ伸びてきた。真っすぐが下から出てくるイメージ。すごくいいボールだった。スピードガンより速く感じた」

◆京田(左安打、二ゴロ)
「ストレートはベース板の上で、プッともうひと押ししてくるようないいボールでした。頭がいい投手だと思った」

◆大島(四球、左前打)
「高めの真っすぐに力があった。浮き上がる感じ。走者に対して首を傾けてけん制したり、投げる間合いを考えていたり、ルーキーっぽくないセンスも感じた」

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◆ビシエド(適時二塁打、右飛)
「初球の真っすぐにビックリさせられた。腕の振りが速く、リリース時の指の使い方が上手。前の方でボールを離すのでいい回転でピュッと来た。ボール球が続いても、怖がらずストライクゾーンで勝負しようと向かってくる姿勢もすばらしい。落ちる球の精度を上げれば、もっと勝負できると思う。すごく可能性を感じる投手」

◆与田監督
「素晴らしいボールを投げる。プロで何年も戦っている選手でもとらえられないボールもあった」

 その10日前、吉田に5回4安打1失点と抑えこまれ、初勝利を献上した広島の打者は以下のようなコメントを残している。

◆長野(右安打、二塁打、左飛)
「セットで球を長く持ったり、早く投げたりと、落ち着き方がルーキーっぽくなかった」

◆鈴木(四球、右飛)
「指にかかったボールは見たことがないボール。真っスラをイメージしたらスピンがかかった球が来て、スピンがかかった球をイメージしたら真っスラが来る」

◆西川(三振、左飛)
「久しぶりに見ました、あんな直球のいい投手」

 吉田が1軍登板した2試合とも最速は147キロ。昨年夏の甲子園で記録した150キロ超に届かず、球速はそれほどでもないが、関係者の話を総合すると①スピンがきいて真っすぐに伸びてくる直球、②カット気味に手元で変化する直球、の2種類があり、打者を幻惑させている要因だという。

 セ・リーグ主力打者に、その潜在能力を認めさせた18歳。交流戦を終え、次なる対戦はパ・リーグの強力打線が相手だ。金足農エースとして全国を熱狂させた昨夏から1年。経験を糧に成長する吉田に最も似合う季節が、再びやってくる。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]