「ATP500 ロンドン」(イギリス・ロンドン/6月17~23日/芝コート)の大会5日目。男子シングルス準々決勝で第1シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が第8シードのフェリックス・オジ…

「ATP500 ロンドン」(イギリス・ロンドン/6月17~23日/芝コート)の大会5日目。男子シングルス準々決勝で第1シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が第8シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦。チチパスは5-7、2-6で敗れた。

チチパスはこの試合、7本のブレークポイントを握りながら1度も決めることができず、逆に3度のブレークを喫した。

これでチチパスはジュニア時代の3敗も含め、オジェ アリアシムに5連敗と、苦手意識を強める結果に。その苦手意識は、試合後の会見での発言にも表れている。

ATP(男子プロテニス協会)によると、チチパスは「彼の方が優れていると受け入れなければならない。彼に勝つことはないかもしれない、でもそう思うならひょっとしたら何年もチャンスが来ることを待つ必要がある」とコメント。

さらに、オジェ アリアシムはノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)にも勝てると、チチパスは感じているようだ。

「彼がいつかナダルやジョコビッチ、フェデラーと戦う得難い機会が来たら、彼らに勝てると思う。彼らに勝っても私は驚かないだろう」「彼はトップ5に入るだろう。今年じゃなくても、来年か再来年か」

オジェ アリアシムは年始は100位以下だったものの、どんどん成長し、今年だけで3度の準優勝を経験。まだ18歳ながら現在21位につけている。準決勝では同大会2017年優勝者のフェリシアーノ・ロペス(スペイン)と対戦予定で、4度目の決勝への切符をつかめるか、そして初のツアー優勝を飾れるか注目される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 ロンドン」でのチチパス(左)とオジェ アリアシム(右)

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)