◆第54回全日本学生アーチェリー女子王座決定戦 予選ラウンド◆6月16日 静岡・つま恋リゾート史上初の王座ベスト8まで、あと8点届かなかった。大雨・強風の影響により15日に予定されていた予選は翌16日に延期。一日のうちで予選・本戦ともに行う…

◆第54回全日本学生アーチェリー女子王座決定戦 予選ラウンド◆

6月16日 静岡・つま恋リゾート

史上初の王座ベスト8まで、あと8点届かなかった。大雨・強風の影響により15日に予定されていた予選は翌16日に延期。一日のうちで予選・本戦ともに行うため、18校中16位までだった決勝ラウンド出場ラインは8位以上と厳しいものになった。立大からは藤井(現4)、甘利(コ3)、門野(現2)、髙橋(異2)ら4人が出場。70メートルという普段のリーグ戦では打ち慣れない距離にも、エース・髙橋を筆頭に得点を重ねた。前半を18校中7位と順調に折り返すも、大接戦の末に最終エンドで順位を下げ9位に。予選突破まであと一歩だった。


レパートリー豊富な応援歌で盛り上げる



スコア確認後、談笑しながら戻ってくる藤井(現4=左)、門野(現2)


試合後、「立教はやっぱり強くなった」と石畑(文4)は目を細めた。5月に行われた1部5位決定戦では強敵・明大をわずか6点差で下す快進撃。そして5年ぶりにつま恋の地に舞い戻ってきた。昨年1部昇格したばかりの立大にとって、それだけでも大快挙だった。「もう、十分だよね」。女子リーダーに悔いはなかった。


男子も応援に駆けつけた


この王座決定戦で4年生は大学洋弓人生に幕を閉じた。「後輩たちはきっと悔しかったと思うので、その悔しさを持ったまま、来年こそは男女ともに(王座に)出てほしい」。藤井は後輩たちにエールを送ると、晴れやかな表情で会場を後にした。
(6月21日・齋藤まな)


試合後、笑顔の選手たち。最前列は引退を迎えた4年生


◆コメント◆
石畑
―大学でのアーチェリー生活を振り返って
アーチェリーはもちろん大学で出会ったものだし、やったことがなかったので手探りで始めました。自分の部活の印象だとアーチェリーよりもやっぱり仲間が出来たのが一番嬉しかったので、アーチェリー人生は仲間が出来たというところですね。

藤井
―今日で引退
長かったようで短かったなと思います。4年生になってからが長かったような気もするのですが、いざ引退となると早かったな〜って。ただ2年生くらいまではただアーチェリーが好きで点数が良くても悪くても楽しんでやっていたのですが、1番上になってからはそれだけじゃできなくて、そういう意味では解放感が。やっと終わった〜って感じですかね。

甘利
―最高学年になってチームを引っ張っていく意気込み
自分はやっぱり先輩の背中をみて育ってきたところは大きかったので後輩にかっこいい背中を見せれるように頑張ります。

髙橋
―王座の格別な雰囲気は
本当に雰囲気は違いますね。普段の練習ではこんな感じにはならないですし、試合でもこんなに多くの人に立教と書かれたタオルを持って応援されることもないので。でもそれによって緊張するとかはなかったです。

門野
-次の大会に向けて
まだ1年あるので、全国大会でみんなで射てたという気持ちを1年間忘れずに、練習に励んで必ず王座に行きたいと思います。