TOYOTA GAZOO Racingは、6月20日から23日にかけてドイツで開催される「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に参戦。ニュル24時間レースは、1周約25km、高低差300m、170を超えるコーナーを持つコースを24時間走り…
TOYOTA GAZOO Racingは、6月20日から23日にかけてドイツで開催される「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に参戦。
ニュル24時間レースは、1周約25km、高低差300m、170を超えるコーナーを持つコースを24時間走り続ける過酷なレースだ。TOYOTA GAZOO Racingは「もっといいクルマづくりのために、人とクルマを鍛える」ことを目的に2007年から継続参戦。過酷な環境下で鍛えられた同社社員の経験を今後の車両開発に活かすとともに、参戦車両に今後の市販化を見据えた部品や先行技術を投入し、実戦の場で鍛えている。
昨2018年はレクサス『LC』1台の参戦で、完走という最低限の目標は達成したものの、4時間を超えるピット作業を余儀なくされ、悔しい結果となった。TOYOTA GAZOO Racingでは、その悔しさをバネにクルマづくりを一から見直し、これまでテストを重ねてきたという。また今年はレクサスに加えて『スープラ』新型が初参戦。昨年秋のVLN(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)への参戦後、今年の24時間レースに向かって限られた時間の中でレベルアップを図ってきた。
LCは土屋武士、蒲生尚弥、松井孝允、中山雄一の4名が、スープラは佐々木雅弘、ウヴェ・クリーン、ヘルフィ・ダーネンス、矢吹久の4名がドライブ。今年はこの2台で完走を目標に24時間レースに挑む。
LCチーフメカニックの関谷利之は、参戦を前に「昨年、LC初年度参戦でニュルの厳しさを改めて教えられた。昨年の課題を克服するため、大幅な改良を加えて19LCを製作。国内で延べ3000km、ニュルで3000kmのテストを走ってきた。走る度に課題を突きつけてくるニュルにドライバー、エンジニア、メカニック三位一体となり改良を重ねた。クルマも人も大きく成長してきたことを実感している。本戦まであと僅かの時間だが、スターティンググリッドに着くまでクルマ、人をさらに鍛え、ゴールを目指す。何があろうとも最後まで絶対にあきらめずにチャレンジする」と意気込みを語った。
また、スープラ・チーフメカニックの田中英幸は、「スープラはニュル24時間レースに向けて、これまで車両製作を進めてきた。そして、VLN2、VLN3、QFレースに参戦し、様々な課題を抽出できたが、そこで感じたのは、4時間や6時間のレースでもニュルを完走するのは簡単ではないということ。ましてや24時間レースは何が起こるか分からないが、チーム全員で一丸となり最後まで走り切る」とコメントしている。
ニュルブルクリンク24時間耐久レースの決勝レースは、全国のケーブルテレビ、衛星放送で視聴可能なスポーツテレビ局「J SPORTS 3」で放送。放送時間はパート1:スタートが6月22日22時から23日5時、パート2:フィニッシュが23日17時から24時。さらに、TOYOTA GAZOO Racing公式サイト内にて、J SPORTS番組の同時配信に公式映像や脇阪寿一氏による現地レポート等を加えた約26時間フルタイム配信をYouTube Liveで行う。
LEXUS LC《画像:トヨタ自動車》
土屋 武士《画像:トヨタ自動車》
蒲生 尚弥《画像:トヨタ自動車》
松井 孝允《画像:トヨタ自動車》
中山 雄一《画像:トヨタ自動車》
トヨタ自動車社員メカニックとLEXUS LC《画像:トヨタ自動車》
佐々木 雅弘《画像:トヨタ自動車》
ウヴェ・クリーン《画像:トヨタ自動車》
ヘルフィ・ダーネンス《画像:トヨタ自動車》
矢吹 久《画像:トヨタ自動車》
トヨタ自動車社員メカニックとGRスープラ《画像:トヨタ自動車》