大坂なおみは2回戦敗退。ロンドンではマレーが復帰戦ダブルスで第1シード破る

■「バーミンガム・クラシック」（イギリス・バーミンガム／6月17～23日／芝コート）

6月20日、大会4日目。女子シングルス2回戦で、世界ランキング1位の大坂なおみ（日本／日清食品）が世界43位のユリア・プティンセバ（カザフスタン）と対戦。大坂は2-6、3-6のストレートで敗れ、2回戦敗退となった。

この試合、立ち上がり5ゲームを連取された大坂。試合を通してサービスゲームでのポイント獲得率はわずか40％で、過去0勝1敗だったプティンセバに2連敗となった。

なお、この結果大坂は、世界2位アシュリー・バーティ（オーストラリア）が今大会優勝した場合、世界1位から陥落することとなる。

そのバーティは同日、世界66位のジェニファー・ブレイディ（アメリカ）と対戦し6-3、6-1とストレート勝利。相手に1度もブレークを許さず、試合時間59分でベスト8進出を決めた。

■「ATP500 ロンドン」（イギリス・ロンドン／6月17～23日／芝コート）

男子ダブルス1回戦。シングルス元世界1位のアンディ・マレー（イギリス）がフェリシアーノ・ロペス（スペイン）とペアを組み、第1シードのフアン セバスチャン・カバル（コロンビア）／ロベルト・ファラ（コロンビア）と対戦。マレー／ロペスが7-6(5)、6-3で勝利した。

1月「全豪オープン」での熱戦後に、股関節の再手術を受けたマレー。ダブルスでの復帰戦を勝利で飾った。この日、マレーがセンターコートに姿を見せると、観客は熱狂。マレーも声援に応えるように、一時は引退かと騒がれたとは思えないようなプレーを披露した。

男子シングルスでは、第1シードのステファノス・チチパス（ギリシャ）と第8シードのフェリックス・オジェ アリアシム（カナダ）がそれぞれダブルヘッダーの1、2回戦を勝ち抜き、ベスト8進出を決めた。

■「ATP500 ハレ」（ドイツ・ハレ／6月17～23日／芝コート）

男子シングルス2回戦。第1シードのロジャー・フェデラー（スイス）が今大会ワイルドカード（主催者推薦枠）で出場の世界77位ジョーウィルフリード・ツォンガ（フランス）と対戦。通算18度目の対戦となったこの試合は、7-6(5)、4-6、7-5とフルセットの末フェデラーが勝利し、ベスト8進出。

男子ダブルス準々決勝では、マクラクラン勉（日本）／ヤン レナード・ストルフ（ドイツ）がワイルドカードで出場のダスティン・ブラウン（ドイツ）／ティム・プッツ（ドイツ）に7-6(6)、6-1で勝利し、ベスト4進出を決めた。

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【6月20日 主な試合結果】

◆「バーミンガム・クラシック」

女子シングルス2回戦

〇ユリア・プティンセバ（カザフスタン）6-2、6-3 ●[1]大坂なおみ（日本／日清食品）

〇[2]アシュリー・バーティ（オーストラリア）6-3、6-1 ●ジェニファー・ブレイディ（アメリカ）

◆「ATP500 ロンドン」

男子ダブルス1回戦

〇[PR]フェリシアーノ・ロペス（スペイン）／アンディ・マレー（イギリス）7-6(5)、6-3 ●[1]フアン セバスチャン・カバル（コロンビア）／ロベルト・ファラ（コロンビア）

男子シングルス1回戦

〇[1]ステファノス・チチパス（ギリシャ）6-3、7-5 ●カイル・エドマンド（イギリス）

〇[8]フェリックス・オジェ アリアシム（カナダ）6-4、6-4 ●グリゴール・ディミトロフ（ブルガリア）

男子シングルス2回戦

〇[1]ステファノス・チチパス（ギリシャ）4-6、7-6(0)、7-6(4) ●ジェレミー・シャルディ（フランス）

〇ディエゴ・シュワルツマン（アルゼンチン）6-4、6-4 ●[5]マリン・チリッチ（クロアチア）

〇[8]フェリックス・オジェ アリアシム（カナダ）6(4)-7、7-6(3)、7-5 ●ニック・キリオス（オーストラリア）

◆「ATP500 ハレ」

男子シングルス2回戦

〇[1]ロジャー・フェデラー（スイス）7-6(5)、4-6、7-5 ●[WC]ジョーウィルフリード・ツォンガ（フランス）

男子ダブルス準々決勝

〇マクラクラン勉（日本）／ヤン レナード・ストルフ（ドイツ）7-6(6)、6-1 ●[WC]ダスティン・ブラウン（ドイツ）／ティム・プッツ（ドイツ）

◆「マヨルカ・オープン」（スペイン・マヨルカ島／6月17～23日／芝コート）

〇[1]アンジェリック・ケルバー（ドイツ）6-2、6-3 ●[WC]マリア・シャラポワ（ロシア）

（テニスデイリー編集部）

※写真は「バーミンガム・クラシック」での大坂なおみ

(Photo by Jordan Mansfield/Getty Images for LTA)