今シーズンのメジャー大会第3戦。1955年に始まった大会で、1977年には、樋口久子が日本人としてメジャー大会初制覇を果たした。今回の会場はミネソタ州チャスカにある1962年開場のヘイゼルティン・ナショナルGC。距離が長い上に、フェアウェ…
今シーズンのメジャー大会第3戦。1955年に始まった大会で、1977年には、樋口久子が日本人としてメジャー大会初制覇を果たした。今回の会場はミネソタ州チャスカにある1962年開場のヘイゼルティン・ナショナルGC。距離が長い上に、フェアウェイが狭くラフが深い難コースであるため、スコアメイクには特に慎重さが要求される。
昨年、畑岡奈紗がプレーオフまで進出し、樋口久子以来の日本人メジャー覇者にあと一歩と迫った本大会。日本勢の悲願、樋口久子以来42年ぶりのメジャー制覇を目指し、世界の強豪たちと熱い4日間の戦いが始まる。
注目の大一番を直前に控える日本勢に、インタビューを行った。
■畑岡奈紗
写真/GettyImages
Q:先週の日曜日は18番イーグル、2位タイフィニッシュでしたが、その勢いを持続していますか?
「先週も調子が良かったわけではないですが、大きなミスなくできたので、あのスコアに繋がったのだと思います。」
Q:先週が終わってから、このコースに直ぐに入りましたか?
「はい。日曜日に入って、月曜から練習をしました。」
Q:このコースはどんな状態ですか?
「すごくきれいで、グリーンも早いし、ラフもすごく長い印象です。」
Q:メジャーらしいセッティングと考えてよろしいですか?
「そうですね。」
Q:このコースで一番注意するのはラフですか?
「フェアウェイも傾斜があるので、ティーショットも考えて打たないと、フェアウェイに落ちてもラフに入ってしまうので、気を付けていきたいと思います。」
Q:フェアウェイは広いですが、やはり傾斜が厄介ですか?
「そう思います。」
Q:硬さはどうですか?
「グリーンが見た目よりも固くて、8番アイアンでもキャリーから10ヤードぐらい転がるので、手前目から攻めていくようにしたいです。」
Q:水曜日までで既にそれほど固いのですね?
「そうですね。」
Q:畑岡選手にとっては戦いやすいコースセッティングですか?
「思ったより距離は感じないので、どんどん攻めていきたいです。」
Q:注意するホールは?
「上がり3ホールは特に難しい印象です。16番は両サイド池ですし、17番も短いパー3では無いので、気を付けていきたいです。」
Q:今週の目標は?
「今週も精いっぱいやって、良い結果を出せるように頑張りたいです。」
Q:手ごたえを感じているのではないですか?
「そうですね。あまり意識せずにいつも通りやっていきたいです。」
・合わせて読みたい→
高橋由伸×畑岡奈紗 「競技を戦うココロとカラダ」を対談(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/yoshinobutakahashi-nasahataoka-conversation-01/)
■山口すず夏
写真/GettyImages
Q:先週は体調が少し良くないという事でしたが、今週はどうですか?
「今は問題無く、2ラウンド練習も出来たので、体調は問題ありません。」
Q:今週は歴史のあるコースですが、回ってみての印象は?
「グリーンが硬い事と、パー3でも長いホールがあるので、しっかりパーセーブしていくことが大事だと思います。」
Q:フロントナインはドッグレッグホールがあり、バックナインは池も絡んできますが、キーポイントはどこだと考えていますか?
「16番、17番、18番は難しくないように見えますが、池が絡んできて、特に18番は長いので、そこをしっかりパーを取っていきたい。」
Q:ここ最近はメンタル面に取り組んでいると話していましたが、今週はどのようなことを考えながらプレーしようと思いますか?
「強い気持ちを持ちながらやることが大事で、今週は父がキャディとなるので、思い切り頑張りたいと思います。」
Q:連戦が続き、毎回新しいコースですが調子はどうですか?
「安定してきたと思います。」
Q今週のメジャーに向けて意気込みをお願いします。
「3週連続予選落ちをしていますが、今週はメジャーですし、しっかり予選を通過して、最終的にはトップ10に入りたいですが、まずは予選を突破したいです。」
■野村敏京
写真/GettyImages
Q:先週はかなり過酷なスケジュールの中でしたが、体調、腰の方はどうですか?
「先週は腰の調子があまり良くなくて、棄権してしまいましたが、2日間休んで、薬も飲んだので、先週よりは良くなってきています。」
Q:今週のコースは2016年のインターナショナル・クラウンのコースに似ていると話していましたが、改めてコースの印象はどうですか?
「その時ほど暑くはないですが、芝もコースの見た目も3年前のシカゴのコースと似ているので、楽しみです。」
Q:メジャーセッティングになっていますが、注意しなくてはいけないところや、キーになるホールはありますか?
「ラフはそれほど長くないですが、グリーンは思っているより小さいと感じていて、セカンドが大事だと思います。」
Q:先週はホールインワンもあり、すごく良い感じで打っている印象ですが調子はどうですか?
「ゴルフは悪くないです。パッティングも良いですし、全体的に悪くないと思います。」
Q:今週に向けて、意気込みをお願いします。
「先週棄権して、今週は身体に気を付けながら、メジャーなのでボギーも出ると思いますが、イライラせずに一打一打頑張りたいです。」
■横峯さくら
写真/GettyImages
Q:先週は16位に入り良い感じでしたが、手ごたえはありますか?
「良いショットは打てているのに、パッティングが入らなくて、あと1打でトップ10にも入れていたので、悔しい結果になってしまったのが正直な感想です。でも、ショットの状態は良い方向に進んでいると思うので、引き続き一打一打、丁寧にやっていきたいです。」
Q:歴史のあるコースですが、回ってみて印象はどうですか?
「バックナインを回ったのですが、凄く難しいですし、距離も長いです。グリーンはそれほどアンジュレーションがあるとは思わないですが難しいです。」
Q:最後の3ホールもかなり神経を使うと思いますが、キーになるホールはありますか?
「ロングホールのティーショットをフェアウェイに置いていくことが大事です。」
Q:ラフもありますし、メジャーのセッティングという感じですが、コースのコンディションはどうですか?
「一昨日、ハーフを回った時に虫が多かったですが、そこは我慢してプレーしたいです。」
Q:ここ何試合かは、あと少しの噛み合わせで、ビッグスコアが出せるようにみえますが、調子はどうですか?
「噛み合えば、ビッグスコアが出せるプレーなのかなと思いますが、メジャーなので、バーディというよりはパーを拾っていくことになるかと思うので、我慢できるゴルフをしたいです。」
Q:今週の意気込みをお願いします。
「今週もしっかり4日間プレーできるように頑張っていきたいです。」
■上原彩子
写真/GettyImages
Q:今回のコースはどうですか?
「メジャーという事もあって、難しいと思います。」
Q:現地にはいつ入られました?
「日曜日に入りました。」
Q:先週はオフでしたが、クラブが無くなって、また見つかったという話ですが、どういう経緯だったのですか?
「ショップライトが終わって、日曜日に出発だったのですが、そのフライトが飛行機に乗った後にキャンセルになり、次の日の飛行機に変更になったのですが、スーツケースは届いたのに、キャディーバッグだけが無くなっていて、結構大変だったのですが、最終的に戻ってきて良かったです。」
Q:すべてのクラブが入っていました?
「入っていました。」
Q:今回のコースの印象は?
「メジャーのセッティングで、明日から天気が悪いようですが、今日まではグリーンもすごく硬くて、そこまでスピードは出ないですが、大きなグリーンなので、グリーン上でのスピード感も大事になってくると思います。距離もしっかりあるコースなので、長いクラブでアプローチを打つ機会も多くなり、その分グリーンを外す事も増えるので、そこからカバーできるようなゴルフをすることがポイントです。」
Q:コースの特徴はつかめました?
「今日まで良い天気なのですが、(明日からも)天気が良い方にずれてくれたらいいなと思います。明日から、雷や雨という予報で、雨が降るとコースの印象もかなり変わると思うので、その場その場で相談しながらプレーしたい。」
Q:今回の目標は?
「ここ最近は、あまり良い成績が出せていないので、しっかり結果に結び付けていけるようにしたいです。」
Q:タフなコースで我慢大会になると思いますが、そちらの方が戦いやすいですか?
「いろいろな意味で試されるコースセッティングなので、自分の良いプレーを引き出せるようしたいです。」
[文/構成:ココカラネクスト編集部、取材協力:WOWOW]
◆◆◆WOWOW LPGA 放送スケジュール◆◆◆
<メジャー第3戦!/米・ミネソタ>KPMG全米女子プロゴルフ選手権
【放送情報】
第1日 6/21(金)午前7:00[WOWOWプライム]生中継(※無料放送)
第2日 6/22(土)午前7:00[WOWOWライブ]生中継
第3日 6/23(日)午前4:00[WOWOWライブ]生中継
最終日 6/24(月)午前4:00[WOWOWライブ]生中継
★連日生中継!★WOWOWメンバーズオンデマンドにて同時配信!
【出場注目選手】
畑岡奈紗、上原彩子、野村敏京、横峯さくら、山口すず夏、コ・ジンヨン、ミンジ・リー、パク・ソンヒョン、レクシー・トンプソン、イ・ジョンウン6、アリヤ・ジュタヌガーン、ユ・ソヨン、ブルック・ヘンダーソン、パク・インビ
【解説・実況】
第1日 村口史子、堺正幸
第2日 村口史子、堺正幸
第3日 村口史子、堺正幸、羽川豊
最終日 村口史子、堺正幸、羽川豊
【現地リポーター】
レックス倉本、片平光紀
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