1月の「全豪オープン」後に股関節の再手術を受け、シングルス復帰を目指している元世界1位のアンディ・マレー(イギリス)。そのマレーが、「ATP500 ロンドン」(イギリス・ロンドン/6月17~2…

1月の「全豪オープン」後に股関節の再手術を受け、シングルス復帰を目指している元世界1位のアンディ・マレー(イギリス)。そのマレーが、「ATP500 ロンドン」(イギリス・ロンドン/6月17~23日/芝コート)に、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)とペアを組んでダブルスに出場する。現地でともに練習をしたロペスは、マレーについて「まだまだ素晴らしいプレーができている」と語っている。

ATP(男子プロテニス協会)によると、ロペスは「まずは、アンディがテニスに復帰できたことがとても嬉しいと言っておきたい。現時点ではこれが最も重要なことで、今週彼と一緒にコートに立つことができてとても嬉しい。良いプレーをしていき、楽しむことができればいいなと思う。でも、最も重要なのはアンディがまた健康であるということ。彼がコートへ戻ってきたことをみんなで本当に喜んでいる」と語っている。

さらにロペスは、マレーがただプレーできるだけでなく、高いレベルで力を発揮できるだろうということも話している。

「アンディは素晴らしいプレーヤーだ。ちょっとラリーをするだけで、まだ彼にはセンスとフィーリングがあるということが即座に分かるんだ。こうした才能は短期間で失われてしまうということはない。言うまでもなく、彼は史上最高の選手の1人で、まだ素晴らしいプレーができている」と話している。

そのマレー/ロペスのダブルス1回戦の相手は、第1シードのフアン セバスチャン・カバル(コロンビア)/ロベルト・ファラ(コロンビア)に決まっている。

対戦相手のカバル/ファラは今シーズン、「ATP500 バルセロナ」と「ATP1000 ローマ」で優勝している。ただマレーは、兄のジェイミー・マレー(イギリス)とのペアでダブルスタイトルを2個持っている。今回の相方ロペスも、マレーとのペアではないが4個のダブルスタイトルを持っている。

そのマレーの復帰戦は現地19日に行われる予定だったが、18日の試合が雨により中止になった関係で、20日以降に行われる見込み。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 ロンドン」会場で練習するマレー(右)とロペス(左)

(Photo by Alex Morton/Getty Images for LTA)