およそ1か月前に行われた春季対抗戦でまさかの6位に沈み、7位の東海大学、Cブロック優勝を果たした立大とともに春季BCブロック入替戦(入替戦)に臨むこととなった早大。何としてもCブロックへの降格は避けたいところであったが、主将・二村健人のもと一致団結し見事1位を獲得。リーグ戦のうっ憤を晴らす好結果を収め、意地のBブロック残留を勝ち取った。

 「しっかりと楽しもう!」主将の二村健人(社4=東京・早実)の合言葉から戦いは始まった。前回のリーグ戦においてはチーム内において結果を求めるがあまり萎縮してしまった部分があった。選手たちは自分たちの持ち味を存分に発揮できず、終わってみればチームとして不本意な結果に。それを踏まえ、選手一人ひとりとの面談などを通して普段のリーグ戦とは異なり一日間のみの開催でいわば一発勝負ともいえるこの戦いでより高いパフォーマンスを発揮するため、チームに必要とされていた要素は『ゴルフを楽しむ』ということであるという結論が導き出された。


二村の努力がチームを押し上げた

 今大会で出場者唯一となるスコア60台を記録し、Bブロック残留に大きく貢献した木本航輔(スポ3=兵庫・滝川二)も、好結果を残せた要因は「いかに楽しんでゴルフができるか」であったという。そんな中で、全体的に元来の持ち味であるアプローチパターに加えてあまり得意としていなかったアイアンも今大会ではさえ、「チャンスをものにする」ゴルフを展開。リーグ戦に続いてスコア面でチームを引っ張る彼の活躍に、二村も「しっかりと力を出してくれた」と目を細めた。


木本はロングショットもさえた

 また永田耕平(教4=東京・駒場)の奮闘も非常に光った。リーグ戦では「がちがちになってしまった部分があった」と本来の実力を発揮できず悔しい思いをした。だがこの試合では「しっかりと落ち着いて周りを見ることができた」と決して大崩れすることなかった。しっかりとスコアをトータル70点代前半にまとめ、4年生の3人の中で抜きんでた成績をたたき出した。そのほかのプレーヤーもおおむね安定した成績を残し、まさに全員で勝ち取ったBブロック残留となった。


エンジョイゴルフでさらなる高みへ

 Aブロック昇格を目指して中でのBブロック6位という不本意な結果を引きづることなく、貫禄の1勝をもぎとった男子部。つぎの部としての団体戦は早慶戦となるが、チームで一丸となり「ゴルフを楽しむ」ことでつかんだこの結果が単なるBブロック残留にとどまらず、この先へつながっていくことを期待せずにはいられない。

(記事、写真 篠田雄大)

※掲載が大幅に遅れてしまい申し訳ありません

 

結果

▽総合順位

順位大学名総合成績
優勝早稲田大学529
2位東海大学555
3位立教大学559
※各大学出場8人中上位7名の合計ストロークにより順位を決定

▽個人成績

選手名学部・学年OUTIN総合成績総合スコア
押田凌大郎スポ4384078+6
二村健人社4423779+7
永田耕平教4343872
木本航輔スポ3363369-3
東優真基理3444488+16
高橋真央スポ2403676+4
高橋怜央スポ2374178+6
上小城柾之法1383977+5
※パー72打
コメント

二村健人(社4=東京・早実)

――入れ替え戦1位おめでとうございます!

ありがとうございます!

――入れ替え戦全体を振り返っていかがですか

絶対に勝たなければならない大会という風に位置づけていました。そんな中で前回のリーグ戦では萎縮してしまったところがあったので、しっかりと楽しもうというのを全体のテーマとして掲げてチームをまとめた結果、好結果を残すことができたので、また明日から頑張りたいなと思います。

――楽しむということをテーマにしたとおっしゃいましたが、それが今回の勝因につながってきたのでしょうか

そうですね。前回はかなり負けられないんだと自分を押し殺してプレーしてしまってことが敗因だと思っています。その中で今日は後輩からも楽しんでプレーすることが出来ましたと言ってもらえたので、そういった指示を出すことができたのは自分としても進歩できた部分なのかなと思います。

――ご自身の今日のプレーに関してはいかがですか

前半はもったいないボギーも結構あって、後半にエンジンをかけないといけないなと思っていました。最終的にはふがいない結果ではあったのですが、チームメイトに支えられてこのような結果を出すことができました。ですので自分としては悔しいですが、チームとしては良かったと思っています。

――リーグ戦からおよそ一か月間どのような準備をされてきましたか

チームとしてはトレーニングの部分よりもしっかりと球を打っていい感覚をつかんでいくことを重視してやっていました。また、今回の入れ替え戦に向けて部員一人ひとりと面談を行い、なぜ勝ちたいのかという部分を掘り下げながら気持ちを一つにできるようにしていきました。

――最終ホール終了後に涙を浮かべられている姿をお見受けしましたが、どのような涙だったのでしょうか

本当にみんなに支えられてここまで来たのだということを実感しました。特に同学年の永田(耕平=教4=東京・駒場)がなかなか合宿からスコアが伸び悩んでいて中で、本番に勝負強さを発揮してくれたり、木本(=航輔=スポ3=兵庫・滝川二)が学生監督という去年自分自身が務めていた役職でしっかりと力を出してくれたりと、後輩や同期とともに勝ちとれた試合だったと思います。

永田耕平(教4=東京・駒場)

――今日の試合を個人的に振り返ってください

春の対抗戦では周囲の応援の期待に応えることができず悔しい思いをしたのですが、今回はそれに応えることができたので一番はホッとした気持が強いですね。

――先ほど二村さんがインタビューで合宿等でなかなか結果が出ていなかった永田さんが好スコアを残してくれたことがうれしいとおっしゃっていましたが、それの関してはどう思いますか

自分が同期3人の中でゴルフの実力が劣っていて、そこにコンプレックスのようなものがありました。そんな中で自分がレギュラーという立場になってもなかなか好スコアを出すことができず悔しい思いを何度もしてきました。それを受けての二村のその言葉は純粋にうれしいですし、いい同期を持ったなと思いました。

――今回好成績を残せた要因は何だったと思いますか

やはり応援ですかね。前回のリーグ戦ではその応援に応えないとという思いが強すぎてがちがちになってしまった部分がありました。2回目と なるこの試合ではしっかりと落ち着けて、しっかりと回りが見えていろんな人に支えられているのだということを実感しながら振りにいったら自然と体がうまいように動いて、いい結果が出てくれたと思います。

――リーグ戦から1か月間どのような準備をされてきましたか

切り返しや動き出しのタイミングや間の取り方などは本番までに少しずつずれてきてしまうということを感じていたので、それを狂わせないための確認作業を中心にやっていました。ですので特別なことは特にしていません

――今日の試合を個人的に振り返ってください

春の対抗戦では期待に応えることができず悔しい思いをしたのですが、今回はそれに応えることができたので一番はホッとした気持が強いですね。

――今日の試合で一番印象的だったホールは何でしたか

最終ホールですかね。大ミスしちゃったので(笑)。自分ってこういう人間なんだなあって思わされましたね(笑)。でも、とにかく今日の試合は本当に楽しくゴルフをすることができましたねー。

――今後の目標をお聞かせください

秋の対抗戦で何としても優勝したいです!

木本航輔(スポ3=兵庫・滝川二)

――個人として入替戦を振り返ってください

なかなか個人的に調子が上がらない中で臨んだ入れ替え戦でしたが、試合前に二村さんからリラックスしてゴルフを楽しもうという声掛けをしてくださり、それを第一に考えたことによってのびのびとプレーした結果好成績を残すことができたと思います。

――リーグ戦後のインタビューで「入替戦でもスコア面でチームを引っ張っていきたい」とおっしゃっていましたがまさに有言実行の活躍でしたね!

頑張りました(笑)

――では好結果を残すことができた要因は何だったのでしょうか

やはり自分の持ち味であるアプローチパターが非常にさえていたことに加え、今回はアイアンの調子も良くてバーディーチャンスを多く作ることができ、比較的それをものにすることができたことが要因だったと思います。

――試合全体で何か心がけていたことはありましたか

ゴルフという競技はネガティブな感情が大きいとうまくいかないスポーツだと思っているので、本当に自分に気負いすぎず、いかにゴルフを楽しめるかが今回の大きなテーマでした。なので応援で一緒に回ってくれた部員と一緒に会話をしたりしてリラックスしながらできたことが大きかったのかなと思います。

――今後の意気込みや目標をお聞かせください

次の団体戦が早慶戦になるのですが自分はいまだ早大に入って以降早慶戦で勝ったことがないので、勢いや流れというものを大切にしながらまずはそこに向けてピーキングをしていきたいです!