ナダル「正しい人たちの中に身を置くことが大事」とアドバイス。6月12日水曜日、ラファ・ナダル アカデミーから卒業した29人の生徒たちは、スペインが生んだ2人の偉大なるプレイヤー、ラファエル・ナ…

ナダル「正しい人たちの中に身を置くことが大事」とアドバイス。

6月12日水曜日、ラファ・ナダル アカデミーから卒業した29人の生徒たちは、スペインが生んだ2人の偉大なるプレイヤー、ラファエル・ナダルと5月に引退したダビド・フェレールから金言を授かった。

ラファ・ナダル アカデミーは2016年に設立。 主に10~18才までの若者が米国式インターナショナルスクールで学ぶと同時に将来プロテニスプレーヤーの為のトレーニングを詰める場所としてラファ・ナダルが叔父のトニ・ナダルがコーチ兼テクニカルチームの一員として運営に携わっている。 年間から短期間のプログラムが個別に用意されており、全世界から参加している同年代プレーヤー達とキャンパス内の寮で生活を共にし、国際感覚を養える場ともなっている。

同校はテニストレーニング・メンタルトレーニング・栄養プログラムなどが充実しており、コーチ・物理トレーナー・理学療法士・心理学者・医師などのチーム体制での指導のもと学べる場所を提供している。

9日の日曜日に全仏オープンで12度目の優勝を飾ったばかりのナダルは良い人々に囲まれる重要性について生徒たちに語った。 ナダル自身、「ATPマスターズ1000」で34勝目をあげるため怪我から回復しなければならなかったとき、彼の身近なチームを最も頼りにしていたようだ。

「まず、卒業を迎えた29名のみなさんを称え、おめでとうと伝えたい。僕は人にアドバイスするのはあまり好きではないが、一つ伝えたいことがある。良い人々の中に身を置くこと。これが最も大切なことだ。このような人々と共に過ごせば、人生はより幸せでシンプルに、そしてより良い自分自身になれると僕は確信している。」と祝辞を述べた。

5月のマドリードオープンで引退したフェレールもこの卒業式でスピーチ。卒業式には家族や友人、学校関係者らも出席し、アカデミーのセンターコートで行われた。

2019年全仏オープンでは93勝2敗と驚異的な勝率とグランドスラムも通算18勝目としたナダルの次戦は7月1日から開催されるウィンブルドンだ。

2008年と10年に2度優勝しており、信頼するチームと共にロンドンでの3度目のトロフィーを狙いにいくだろう。

※写真はラファ・ナダル アカデミー卒業生を祝福するナダル

Photo by Europa Press Entertainment

ATP翻訳ニュース/ATPTour.com