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勝者をリスペクトする前王者、新王者へ粋なプレゼント

ラプターズが初優勝のパレードを実施した6月17日、前王者ウォリアーズが粋なプレゼントを新王者に贈った。

ウォリアーズは地元紙『Toronto Star』のスポーツ欄に一面広告を出し、「ゴールデンステイト・ウォリアーズは、歴史的な偉業達成、それからトロントにNBA優勝をもたらしたトロント・ラプターズを祝福します」と、つい先日まで戦っていたライバルの優勝を称えたのだ。

前王者は、スリーピート(3連覇)を逃し、今シーズンまでの本拠地であるオラクル・アリーナでのラストゲームに敗れた。さらにはケビン・デュラントがアキレス腱を断裂し、クレイ・トンプソンも前十字靭帯断裂の重傷を負う不運が相次いでいた。

心の傷は癒えていないに違いないが、それでもライバルの初優勝を素直に称えられる精神は素晴らしいの一言に尽きる。

勝ち続けることは難しいが、勝ち続ける時期が途切れた際に正しい立ち居振る舞いをすることは、それ以上に難しいと言える。ウォリアーズの選手たちはファイナルに敗れた直後に「胸を張って舞台を降りる」と口々に語っていた。それが負け惜しみでなかったことは、今回の行動によって証明されたと言っていい。スリーピートは逃したが、ウォリアーズの行動は称賛に値する。