公式戦初戦の全関東学生選手権。男女団体はそれぞれ勝ち切ることができず、表彰台には届かなかった。男子個人で依田尚大(政経3=長野吉田)が8位入賞で意地を見せた。

◆6・15~16 全関東学生選手権(日本武道館)

▼男子団体

 明大――ベスト8

▼女子団体

 明大――ベスト16

▼男子個人

 依田――8位

 明大から3名が進んだ男子個人決勝。依田は順当に的中を重ねていくも、八寸的1本目で「誰かが当てた音が聞こえて、弱気になってしまった」。自分の形で矢を放せず、ここで優勝前線から脱落してしまう。それでも、入賞が懸かった遠近競射。同じ的を複数人で打ち、中心への距離で勝敗が左右する場面で「的を点で狙う練習の成果が出た」。放った矢が中心を捉え、会場がどよめくほどの射を見せた。大学で初の入賞をつかむも「一言で言ったら悔しい。次こそは優勝したい」。才能あふれるチームの主軸は、まだまだ満足はしていない。

 団体戦は物足りたさが残った。男女ともに予選を上位通過で迎えた決勝トーナメント。男子は、準々決勝で桜美林大と対戦。大前・元川海徳主将(営4=川崎市商)が皆中で引っ張るも、チームで19中と的中を伸ばせなかった。21中にまとめた相手に届かず、またしても表彰台を前に敗戦。「勝ち負けにこだわってやってきたので残念だった」(元川)。弾みのつくスタートを切ることはできなかった。

 女子は、日体大とも決勝トーナメント2回戦で同中競射の末敗れ、ベスト16止まり。廣谷はるか(農4=八戸北)は「まだまだ勝つには足りない」。大前・春原か乃(営1=長野吉田)、中・神中美輝(法2=明大明治)で臨んだ初陣。予選で10中と高的中は見せたものの、上位に食い込めなかった。

 次戦は、全国大学選抜。「良い的中を出して、勝ち進んでいきたい」(廣谷)。大一番のインカレ、秋に控えるリーグ戦に向け、結果でチームの流れをつくりたい。

[福永智隆]

試合後のコメント

元川

ーー今大会を振り返っていかがですか。

 「年始めの最初のトーナメント形式の大会だったので、次に生かせる部分が多かったかなと思います。本番で突然奇跡が起こったりすることはないなと感じました。弓道は場数が大事なので、そういうところも役立つと思います」

ーー準々決勝敗退です。

 「本当に悔しいですね。練習のときからも、勝ち負けにはこだわってきたので、負けると悔しさは残りますね」

ーー自身としては皆中を2試合続けました。

 「結果で見れば当たっていたんですけど、もう少々安心感があればいいかなと思います。際どいものはしたくないので、チーム的にも1人でも2人でも絶対に当たるという人が多ければいいので、そういう人にはまだなれていないかなと思います」

廣谷

ーー今大会を振り返っていかがですか。

 「本年度最初のアリーナという特殊な場所で引ける機会だったので、みんなが緊張していたと思うんですけど予選でできたことを2回戦でもできれば勝てたはずなので、まだやり残したことがある試合かなと思います」

ーー決勝トーナメント2回戦で東洋大に敗れました。

 「一番の原因は私が一本目抜いたことなんですけど、それの悪い雰囲気をうまく払拭できずにそのまま進んでしまったのが、的中が伸び悩んだ原因なのかなと思います」

依田

ーー新チームはいかがですか。

「元川さんが流れを絶対につくってくれるので、自分たちは乗っかるだけなのにそれができなかったのが、残念です。団体の雰囲気はすごくいいです。団体以外のメンバーも、練習からよくできていると思います」

ーー個人戦は8位入賞です。

「遠近競射で吹っ切れてやることやるしかないなと思いました。それができたので、良かったと思います。的全体の面ではなく、点で狙う練習はしているので、それが生きたかもしれません」