メダルには届かなかったサクラセブンズ(女子7人制ラグビー日本代表)だが、オリンピックで歴史的な初勝利を収めた。ブラジルのリオデジャネイロ(デオドロスタジアム)で現地時間7日、プール戦のあとに9~12位決定トーナメントの1回戦がおこなわれ、…

 メダルには届かなかったサクラセブンズ(女子7人制ラグビー日本代表)だが、オリンピックで歴史的な初勝利を収めた。ブラジルのリオデジャネイロ(デオドロスタジアム)で現地時間7日、プール戦のあとに9~12位決定トーナメントの1回戦がおこなわれ、ケニアと対戦した日本は24-0で快勝した。

 開始1分30秒、山口真理恵が相手のロングパスをインターセプトして約40メートル独走し、先制。5分過ぎにもスピードランナーの山口がケニア選手を振り切ってゴールに持ち込み、リードを広げた。
 後半も日本の入りはよく、小出深冬や山口などがゲインしたあと、速いテンポでつなぎ、桑井亜乃がトライ。

 初日のイギリス戦で負傷した冨田真紀子に替わってバックアップメンバーから昇格した竹内亜弥も、オリンピックの舞台でチームの勝利のために献身的にプレーし、5分過ぎにチームで作ったチャンスを最年長の兼松由香がきっちりフィニッシュして、やがて歓喜の瞬間が訪れた。

 日本はあす、9・10位決定戦で再び開催国のブラジルと対戦する。そして、この試合で勝った方が、来季ワールドラグビー女子セブンズシリーズのコアチームとなる。