リベンジとはならなかった。最終日は佐々木雄大(政経3=野田中央)が3位決定戦に出場。因縁の相手に善戦を見せるも5位。この結果、明大勢から明治杯での入賞者を出すことはかなわなかった。◆6・13~16 全日本選抜選手権(駒沢体育館)…

 リベンジとはならなかった。最終日は佐々木雄大(政経3=野田中央)が3位決定戦に出場。因縁の相手に善戦を見せるも5位。この結果、明大勢から明治杯での入賞者を出すことはかなわなかった。

◆6・13~16 全日本選抜選手権(駒沢体育館)

▼グレコローマンスタイル82キロ級

 佐々木雄――5位

 佐々木雄の3位決定戦の相手は田中真男(日体大)。昨年度のJOC杯決勝戦で敗れた相手へのリベンジに挑んだ。序盤から果敢に攻め、開始48秒、バックを取り2点を先制する。その後相手のパッシーブによりチャンスを得るも、守りの固い相手に点を奪うことはできず。反対に第2ピリオド「相手がグラウンドを狙ってきた」。パーテレポジションから投げを2回決められ3―11のテクニカルフォール負け。勝てば全日本初勝利、入賞となっただけに悔しい結果となった。

 フリースタイルとは異なり、一度のパッシーブでパーテレポジションから試合再開となるグレコローマンスタイル。グラウンドから大量得点を狙うことができるが、グレコローマンスタイルを専門とする選手に分があるのが現実だ。佐々木雄も今大会でJOC杯決勝戦と同じく、グラウンドでの攻防からテクニカルフォール負けを喫している。「課題は明確にグラウンド。徹底的にやる」。悔しさを胸に、再起を誓った。

 次の大会は東日本学生春季選手権。全日本の舞台で入賞者を出すことはできなかったが「まずは学生のチャンピオンになることが第一」(小柳義人監督)。昨年度、新人戦の部では斎藤一樹(文3=鹿屋中央)の春季準優勝や加藤万豊(政経2=いなべ総合)の秋季優勝など好成績を残した明大。今年度もチーム一丸となって上位進出を狙う。

[福田夏希]

試合後のコメント

佐々木雄

ーー今日の試合の振り返りをお願いします。

 「想定していた負け方でした。グラウンドの守りが弱いので、グラウンドにならずに6分間戦おうとしたんですけど、グラウンドになってしまいました」

ーー田中選手との再戦でした。

  「相手のこともわかっていて、やることも分かっていて前半リードできたんですけど、後半で相手がグラウンド狙ってきて、また投げられてしまって、リベンジしたかったですけどできなかったです」