リオデジャネイロオリンピックの女子7人制ラグビー(セブンズ)は競技2日目の7日、各プールの最終戦がおこなわれ、日本はブラジルに10-26で敗れた。日本はプールCで最下位(0勝3敗)となり、9~12位決定トーナメントに進むことが決定。目標と…

 リオデジャネイロオリンピックの女子7人制ラグビー(セブンズ)は競技2日目の7日、各プールの最終戦がおこなわれ、日本はブラジルに10-26で敗れた。日本はプールCで最下位(0勝3敗)となり、9~12位決定トーナメントに進むことが決定。目標としてきたメダルには届かなかった。

 初日に2連敗した両チームだったが、準々決勝進出の望みはわずかながらあった。各プール3位チームのなかで成績が1番か2番ならば8強入りできるため、どちらも大差での勝利が必要だったが、ワールドラグビー女子セブンズシリーズでも力が拮抗していた両国の戦いは、やはり接戦となった。

 先制したのはブラジル。前半1分にゴール前でPKをもらい、キャプテンのポーラ・ハルミ・イシバシが速攻でインゴールに突っ込んだ。

 日本は6分、小出深冬のビッグゲインで敵陣22メートルライン内に入り、チャンスとなる。日本の攻撃にブラジルはたまらず反則を犯し、イエローカードで1人が2分間の退出。日本は数的有利となって桑井亜乃がゴールに持ち込み、記念すべきオリンピック初トライを決めた。

 5-5で迎えた後半早々には、山口真理恵が軽快な走りを見せ、次々とサポートもついて再び山口にボールが渡り、トライ。

 しかし、地元ファンの声援を受けたブラジルはその1分後に取り返し、コンバージョンも決まって逆転。5分には日本が自陣深くで反則し、ブラジルがたたみかけて9点差に広がった。最後まで必死にプレーした日本だったが、試合終了前、がら空きのスペースにキックされてブラジルに4トライ目を許し、悔しいノーサイドとなった。

 初勝利をめざす日本は、9~12位トーナメントの初戦でケニア(プールB4位)と対戦する。