テニス界の生きる伝説、ロジャー・フェデラー(スイス)。37歳となった今も世界のトップレベルで活躍する彼は、そのモチベーションをまだまだ高く維持しているようだ。Tennis World USAに…

テニス界の生きる伝説、ロジャー・フェデラー(スイス)。37歳となった今も世界のトップレベルで活躍する彼は、そのモチベーションをまだまだ高く維持しているようだ。

Tennis World USAによると、フェデラーはインタビューのなかで「フィジカル的にいま本当に調子が良くて、数年前よりもいい感じがしているよ」と話している。

実際、他のサーフェスよりタフな戦いとなるクレーコート大会に3年ぶりに出場したが、「ATP1000 マドリード」と「ATP1000 ローマ」ではベスト8、「全仏オープン」ではベスト4へ進出した。フェデラーは、さらに芝コートシーズンのグランドスラム「ウィンブルドン」にも言及している。

「ウィンブルドンでまた勝つためのポイントは何か?まさにそれこそがポイントだ。あそこでトロフィーを掲げたいし、マッチポイント前の鳥肌を通り抜けて、自分のチーム、国、自分自身に、僕がまだどれだけ良いかを示そうとしてるんだ」と、優勝したいと考える気持ちこそが大事であることを語っている。

通算のツアー優勝101回を誇り、生涯グランドスラム(グランドスラム4大会全てで優勝)をはじめ、フェデラーは既に数々の偉業を達成している。それでも本人の意欲は全く衰えていない様子だ。

「達成すべきことはまだたくさんある」「いくつかのメディアは『他に何を達成することがあるのか』と考える。でも、さらにやるべきことはいつも沢山あるし、それを楽しむこともできる」

37歳にして、今もなお歴史に残る活躍を続けるフェデラー。「ウィンブルドン」で9度目の優勝を飾れるか注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 マイアミ」でのフェデラー

(Photo by TPN/Getty Images)