ラグビーワールドカップ2019™日本大会開幕まで100日を切った中、東京丸の内の丸ビルでは「にわかだってイイじゃない!MARUNOUCHI RUGBY FESTIVAL」が開催中だ。幅広い層にラグビーを知り好きになってもらうきっかけとして…

ラグビーワールドカップ2019™日本大会開幕まで100日を切った中、東京丸の内の丸ビルでは「にわかだってイイじゃない!MARUNOUCHI RUGBY FESTIVAL」が開催中だ。幅広い層にラグビーを知り好きになってもらうきっかけとして、様々なコンテンツが用意されている「にわかだってイイじゃない!MARUNOUCHI RUGBY FESTIVAL」と題して、“アート”“ビジネス”“映画”といった多彩なテーマを通じてラグビーの魅力を体感できるイベントだ。

イベント3日目の15日、東京・丸の内はあいにくの雨。しかし、そんなジメジメの梅雨の雨空をも吹き飛ばすようなスッキリするイベントが行われた。まず11時からは「みんなでラガーマン体操」。体操と言えば、10代目体操のお兄さんで人気を博した佐藤弘道氏。さらに最近では、筋肉体操でお馴染みの近畿大学准教授で筋肉指導の谷本道哉氏が有名。この2人をゲストに招き、体に良いトークイベントが行われた。まずは弘道お兄さんが、イベント観覧者と一緒に体操。この後待ち受ける苛酷な?筋肉体操の準備運動と言わんばかりに。

元気いっぱいに体操する佐藤氏。

そして、谷本氏が登場して筋肉体操がスタート。まずは、「本当の」腕立て伏せ。腕立て伏せと聞けば、両腕で体を支えて腕を曲げて下に下ろす運動を思い浮かべるが、谷本氏曰く「本当の腕立て伏せではありません」。本当の腕立て伏せとは、文字通り「伏せる」こと。2秒で体を地面につけて、1秒で体を上げる。指導を受けた弘道お兄さんが挑戦するが、わずか2回で息切れ。弘道氏も「(イベントに)来たこと後悔している」と会場の笑いを誘った。その後、現役ラグビー選手やイベント観覧者も交えての筋肉体操。普段鍛えている現役ラグビー選手も「普段とは違うトレーニングで良い運動になった」と、心地よい汗を流していた。

「本当の」腕立て伏せをする谷本氏(写真左)と佐藤氏(写真右)。

50歳を過ぎている佐藤氏だが、均整のとれた体型を保っている。食事については、「細かく4〜5食に分けて食べています」と体型維持の秘訣を明かせば、彫刻のように逞しく鍛えられた谷本氏は、「節制はせずに自然に。我慢はしません」と、無理な食事制限をしていないと言った。最後に谷本氏は、「明日からではなく、今日からスタート」と思い立ったらすぐに実行へと移す重要性を説き、1時間のイベントが終了した。

「GILBERT」と書かれたラグビーボールを持つ谷本氏(写真左)と佐藤氏(写真右)。

13時30分からは、今や国民的人気のチコちゃんが登場。観覧席は先着順となるほどのチコちゃん人気で、観覧席の周りにも老若男女問わず人が集まる大盛況だった。チコちゃんとグルメリポーターでお馴染みの彦摩呂さんが進める、“チコちゃん彦ちゃん”。永遠の5歳だけど、スクールウォーズ世代というチコちゃんのラグビーワールドカップ注目選手は、日本代表のリーチ・マイケル選手。彦摩呂氏から「(横浜DeNAベイスターズ)の筒香選手とどちらが好き?」と聞かれると、「筒香」と即答したチコちゃん。それでも、「スポーツ選手はおしなべて好き」だとか。

国民的人気を誇るチコちゃん。

そして、人気番組「チコちゃんに叱られる!」で恒例のチコちゃんからの質問が、彦摩呂氏へ。「なぜラグビーボールって楕円形なの?」のクエスチョンに、彦摩呂氏は「バウンドがあちこちにいくように?」、「丸よりかはどこに飛んでいくかわからないようにするため?」などと回答。すると、お馴染みのフレーズ。

チコちゃんお馴染みのフレーズ。

正解は、「豚の膀胱からできたから」。さらに、「ラグビーは19世紀に始まったんだけど、(ボールは)最初は丸くて重いものだったそうなの。そこで軽いボールの開発を靴職人のウィリアム・ギルバートに頼んだの。その時のボールの材料に豚の膀胱が使われて、それを膨らませると楕円形になったので、その形が今日まで受け継がれているということ。だから、ラグビーボールにGILBERT(ギルバート)と書かれているの」と、さすがの知識を披露した。

丸の内・大手町・有楽町エリアには、羽生結弦選手、栃ノ心関、中川家、リーチ・マイケル選手ら著名人や有名キャラクターを模したベンチアートが出現している。この日は、チコちゃんバージョンの除幕式が行われた。

自身のベンチアートの除幕式に備えるチコちゃん。
チコちゃん自らの除幕で、チコちゃんのベンチアートがいざ披露。

ブロンズだったベンチアートだが、チコちゃんはフルカラー。「栃やん(栃ノ心関)とかリーチのお兄さんとかと一緒にベンチアートになるなんて本当に光栄です」と喜び、「これからも番組共々、チコそしてラグビーワールドカップみんなで応援しましょう!」とラグビーワールドカップ日本代表の応援を呼びかけた。

チコちゃんのベンチアート。
五郎丸選手のルーティンポーズを真似るチコちゃん。
キック前のボールを置く動作をするチコちゃん。
彦摩呂氏(写真一番左)と共に記念撮影。

17時30分からは、Twitterアカウント「【リポD】ラグビー応援部」のオリジナルコンテンツ「リポビタンTVの公開生配信。選手やルールなど、「ラグビーを楽しむために役立つ情報や見どころ」をテーマにトークショーが行われた。出演者は、ラグビーワールドカップ2019™アンバサダー廣瀬俊朗氏、モデルの藤阪れいなさん、人気お笑い芸人でラグビー経験者のジャルジャルの二人。トークショーのテーマは、「ラグビーワールドカップ2019™に向けて今からできる5つのこと」。その中の一つ、「選手を知る」というテーマでは、ジャルジャルがリーチ・マイケル選手、堀江翔太選手に注目しているということだった。

写真左から藤阪さん、廣瀬さん、ジャルジャルの二人。

「にわかだってイイじゃない!MARUNOUCHI RUGBY FESTIVAL」は、6月16日(日)まで丸ビル1Fマルキューブで開催中。

いよいよ16日(日)はイベント最終日。スポーツブルでは16日(日)15時から、VERY「ファミリーラグビー」トークショーを無料ライブ配信する。ゲストには、2011ミス・ユニバース・ジャパングランプリに輝いた神山まりあさん、2011年、2015年のワールドカップに全試合出場した畠山健介選手が登場する。

ライブ配信はこちら

取材・文/スポーツブル編集部