「ATP250 シュツットガルト」(ドイツ・シュツットガルト/6月10~16日/芝コート)の大会5日目。男子シングルス準々決勝で、第6シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が、世界52位のマー…

「ATP250 シュツットガルト」(ドイツ・シュツットガルト/6月10~16日/芝コート)の大会5日目。男子シングルス準々決勝で、第6シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が、世界52位のマートン・フクソービッチ(ハンガリー)と対戦。ラオニッチが6-4、6-4で勝利し、ベスト4へ進出した。

ラオニッチは右膝の怪我のため、3月の「ATP1000 マイアミ」で3回戦敗退後、クレーコートシーズンを全休していた。今大会は約2ヵ月半ぶりの実戦ながら、持ち前のビッグサーブが活きる芝コートで順調に勝ち進んでいる。

ラオニッチは2016年に「ウィンブルドン」で、準優勝した経験を持つ。昨年はこの「ATP250 シュツットガルト」で準優勝、「ウィンブルドン」でもベスト8へ進出しており、今年も芝コートシーズン注目の一人だ。

そのラオニッチは準決勝で、第7シードで同郷の期待の18歳であるフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。両者は2018年に一度対戦したことがあり、そのときはラオニッチが6-4、6-4のストレートで勝利していた。しかし、当時オジェ アリアシムはまだ世界169位。そこからどんどん成長し、現在は世界21位となっている。

これまでカナダのテニス界を引っ張ってきたラオニッチか、台頭する新世代のオジェ アリアシムか、試合の行方が注目される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP250 シュツットガルト」でのラオニッチ

(Photo by Silas Stein/picture alliance via Getty Images)