中日 4-1 ロッテ(交流戦・14日・ZOZOマリン)

 5月21日のオリックス戦の走塁で右足を負傷し、右大腿二頭筋肉離れで全治4週間の診断を受け、出場登録を抹消されていたロッテ・藤岡裕大内野手が14日の中日戦(ZOZOマリン)で1軍復帰。「7番・遊撃」でスタメン出場し2安打1四球と、復帰初戦で結果を残した。

 ファームで4試合出場し、14打数5安打で1軍へ復帰した藤岡。「ファームでも打席でいい感じで振れていた」と、その感覚を持って迎えた2回の第1打席。1ボールから真ん中144キロの直球を逆らわず逆方向へ弾き返す左前打で、いきなり復帰初安打を放つと、5回の第2打席では、この日打線が苦しめられた柳のスライダーをカットしながら、粘って7球目のカーブにうまくタイミングを合わせて中堅・大島の右へ。バウンドが高く弾んだことを確認すると、そのまま躊躇することなく果敢に二塁を狙い、復帰初長打となる二塁打でチャンスを作って見せた。

 復帰戦で結果を残した藤岡について、井口監督は「しっかりと振れている」と評価。藤岡は「いい感じでタイミングが取れていた。『チームの戦力に』と打席に立っていい結果が出ましたし、(2打席目は)しぶとく打てたということも、次につながる」と、好結果を振り返った。

 この日の守備機会は4回。その中で特に印象に残ったプレーが7回、2死一塁から暴投で走者が二塁に進塁した直後、遊撃後方に上がった飛球処理だ。この日は3万318人と満員の観客の声援が響き渡り、声の連携もままならない中、左翼・清田と三塁・レアード、そして遊撃の藤岡がその飛球を追いかけ、最終的には藤岡が清田に覆いかぶさるような形で飛びついて捕球しチェンジとなった。

「あれはどっちも微妙な位置だったので、なんとか『ぶつかってでも捕る』っていう(気持ちで行った)。お互いの声も、あの状況では聞こえづらいので。自分の方が捕りやすい位置にはいたので、清田さんが来ているのは視界に入っていましたがしっかりと。粘り強く捕れたので、あれでよかったです」と、交錯しながらの捕球を振り返った。指揮官も「いい守備もしてくれた」と評価していた。

 この日は正捕手・田村も復帰、試合に敗れたものの、徐々に故障者が戻ってきているロッテ。15日からの反抗に期待したい。(岩国誠 / Makoto Iwakuni)