7月1日開幕のグランドスラム「ウィンブルドン」に向けた芝コートシーズンが幕を開けたが、錦織圭(日本/日清食品)が出場予定だった芝コート大会「ATP500 ハレ」を欠場することが分かった。大会の…

7月1日開幕のグランドスラム「ウィンブルドン」に向けた芝コートシーズンが幕を開けたが、錦織圭(日本/日清食品)が出場予定だった芝コート大会「ATP500 ハレ」を欠場することが分かった。大会の公式Twitterで、そのことがアナウンスされた。

体力的にタフな戦いが必要なクレーコートシーズンの直後で、疲労が蓄積しているということもあるのだろう。錦織は直近のグランドスラム「全仏オープン」3回戦で4時間26分、4回戦は3時間55分とともにフルセットのロングマッチを制してベスト8まで進出した。疲労困憊で迎えた準々決勝ラファエル・ナダル(スペイン)との試合では右肘や腰にテーピングを施し、試合中に右肩や右肘をマッサージしてもらっていた。

そんな錦織は「ウィンブルドン」前哨戦である「ATP500 ハレ」では、2015年から3年連続で怪我(2015年はふくらはぎ、2016年は脇腹、2017年は左臀部)により、大会途中で棄権している。一方、2018年は「ATP500 ハレ」を怪我なく終え、「ウィンブルドン」で自身初のベスト8へ進出した。

「ATP500 ハレ」大会の公式Twitterによると、錦織は次のように今回の欠場理由を説明している。

「右上腕が完全に回復していないため、残念ながら来週のハレを欠場しなければなりません。これ以上怪我をするリスクは冒せなく、チームともう少し休みをとることを決めました」

「僕は、ハレがウィンブルドンへのとても良い準備だと思っているので、プレーできないことをとても残念に思います。大会が良い一週間になることを願っています」

錦織が昨年同様怪我なく調整でき、万全の状態で「ウィンブルドン」に臨むことが期待される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」での錦織圭

(Photo by Mustafa Yalcin/Anadolu Agency/Getty Images)