文=鈴木健一郎 写真=野口岳彦2シーズン連続のB1得点王はまだ27歳で成長中シーホース三河は今日、ダバンテ・ガードナーの獲得を発表した。ガードナーは西宮ストークスを経てBリーグ初年度の開幕前に新潟アルビレックスBBに加入。新潟ではシーズンを…

文=鈴木健一郎 写真=野口岳彦

2シーズン連続のB1得点王はまだ27歳で成長中

シーホース三河は今日、ダバンテ・ガードナーの獲得を発表した。

ガードナーは西宮ストークスを経てBリーグ初年度の開幕前に新潟アルビレックスBBに加入。新潟ではシーズンを重ねるごとにスタッツを伸ばし、絶対的なエースとして君臨した。

203cm132kgの重量級ビッグマンでありながら、ユーロステップも繰り出すフットワークと高いシュート技術を持ち、ニック・ファジーカスと並ぶBリーグの最強スコアラーとして活躍。常時オン2が可能となった今シーズンは、レギュラーシーズン全60試合に先発出場、平均プレータイム36分とほぼ出ずっぱりで、27.6得点を記録。2シーズン連続のB1得点王に輝くとともに、リーグのベスト5も初受賞した。

ガードナーはクラブを通じて以下のコメントを発表している。「シーホース三河は熱心なファンが支持してくれるクラブだと知られています。2019-20シーズンにそのクラブの一員になれることを非常に誇りに思います。今シーズン、戦うためにはファンの皆さまのエナジーが必要なので、更なる応援をお願いします。今シーズンはシーホース三河にとって素晴らしいシーズンになるでしょう。また、このクラブの一員になれることを楽しみにしています」

アイシン時代からの名門である三河は昨夏に中心選手である橋本竜馬と比江島慎が流出。その影響は大きく、今シーズンは若手主体に切り替えて戦ったもののBリーグになって初めてチャンピオンシップ進出を逃す結果となった。今オフはライバルがまだ様子見の状況にある中で、長野誠史、會田圭佑、根來新之助、川村卓也と補強を重ね、そして今回のガードナー獲得。戦力としてはリーグトップクラスに返り咲いた。あとは桜木ジェイアールと金丸晃輔、また昨シーズンにブレイクした岡田侑大といった既存の戦力とどのようなケミストリーを構築するかがカギになる。

優れた選手をただ揃えれば強いチームになるわけではないが、少なくともこの時点で三河はリーグの話題を独占するクラブとなった。シーズン終了から1カ月、早くも次の開幕が待ち遠しい。