5年連続の総理大臣杯出場にリーチを懸けた3回戦。現在関東1部リーグ戦8位の中大と対戦した。前半13分にコーナーキックから須貝がヘディングで先制点を挙げると、後半34分には小柏のダメ押しゴール。2-0で中大を下し、見事に総理大臣杯の切符を手に入れた。

 2戦連発男が総理大臣杯出場を決定づけた。試合が動いたのは開始早々前半13分。中村健からのコーナーキックをヘディングで押し込み、流れを呼び寄せる先制点を挙げた。2回戦に続いて2戦連発の結果に「自分でもびっくりしている」(須貝)。高校時代までずっとサイドバックやセンターバックだった須貝。「守備には自信があったけど、攻撃力はどうしても劣ってしまう」(須貝)と悩むことも多々あった。それでも「自分の特徴はチャレンジすること」(須貝)。豊富な運動量で果敢にオーバーラップするプレースタイルが3-2-3-2のフォーメーションにマッチし、左サイドが攻撃の起点に。サイドハーフでの起用に見事に応えてみせた。守備も攻撃もできるサイドプレーヤーとして総理大臣杯でもひと暴れする。

トーナメントでも抜群の安定感を発揮した。「内容よりも勝つことが一番」(栗田大輔監督)と〝統一〟を今試合のキーワードに。後半になり1点ビハインドで前へ出てくる相手にも、コンパクトな守備を徹底。〝統一〟のとれた守備で、立ち上がりから主導権を譲らせない試合運びが功を奏した。

総理大臣杯出場決定の次には大一番が待っている。次の公式戦は、7月3日のJ1・川崎フロンターレとの天皇杯2回戦だ。今シーズンはここまで公式戦16戦15勝1敗と驚異的な強さで走り続けている。残り3週間、しっかりと休んで全集中をこの試合に懸けにいく。

[木田諒一朗]

試合後のコメント

栗田監督

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

「大阪行きが懸かっていたので、内容よりも勝つことが一番求められました。そこに向かって全員が統一されていたことは、意識的なこともですが、コンパクトに守備や距離感が立ち上がりからいい状態で入れたので、勝ちにつながったと思います」


――今後に向けて意気込みをお願いします。 

 「春からずっと走ってきたので、これで一度休憩を入れて休息をさせます。オフを挟んでいよいよ7月3日には川崎フロンターレさんに全力でぶつかっていこうかなと、全集中をこれから7月3日にそそいでいこうかなと思います」

須貝

――勝因を教えてください。

 「勝てば総理大臣杯が決定する中で、そこに懸ける思いが強かったことが単純な勝因です。アップのときからもスタッフをはじめ選手通しでも声掛けなどから全員の統一ができていて、気持ちがしっかりできたから入りも良かったと思います」

――好調の要因を教えてください。

「試合に出る出ないに関係なく、しっかり準備していました。アミノバイタルカップ前のリーグ戦や天皇杯でなかなか出られない中でもいつ出ても大丈夫なように準備をしていたので、それが結果につながったと思います」