決め球には自信も「まずはフォークを投げるカウントを作れるように」

 MLBのドジャースとマイナー契約を結んだルートインBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブス(GB)の北方悠誠投手の激励壮行セレモニーが9日、本拠地での福島レッドホープス戦(小山総合運動公園野球場)前に行われた。寺内崇幸監督やチームメートたちから激励を受けた北方。セレモニー前には取材に応じ、今後の目標や憧れの投手について語った。

 栃木GBは5月30日付で退団となり今月中には渡米する予定だが、詳細な日程や合流するクラスはまだ未定。「今の状態を維持できるように、しっかりコンディション整えて練習してるところです」と、しばらくは日本で調整を続けていくことになるという。

 マイナー契約での挑戦となる北方は、メジャーの舞台を夢見るプロスペクト(若手有望株)達とメジャーの狭き門を競い、しのぎを削ることになる。「僕は行ったらアピールするしかないですし。まだまだレベルアップ、自分が成長できると思っているので。活躍とかよりも、あっちの野球に慣れて、あっちの生活に慣れるのがまずは目標」と、浮かれることなく、一歩ずつ着実に歩を進めていくつもりだ。

 一方で決め球のフォークには自信も見せる。「落ちるボール、フォークがあるので、まずはそのフォークを投げるカウントを作れるように、というのが今考えてるところなんです。その前に真っすぐがどれくらい通用するか。投げてみないと分からないので」という北方。メジャー昇格への鍵は「今よりもっといいストレート。今持っている持ち球、ストレート、スライダー、フォークを、どれだけもっともっと磨けるかだと思ってます」と力強く語った。

 メジャーで対戦してみたい相手を聞かれると「そうですね… 僕はダルビッシュさんに憧れているので」とカブスのダルビッシュ有投手の名前を挙げる。ただ、メジャーの舞台での対戦については「いや、そこまで… まだまだですね」。さらに「メジャーに上がれれば、ぜひ対戦したいです」と、エンゼルス大谷翔平投手との対戦にも思いを馳せた。

 160キロを超えるストレートという圧倒的な武器を持つ北方。持ち球をさらに磨いていくことで、憧れのダルビッシュや大谷、そして同じドジャースの前田健太らと共にグラウンドに立つ日が、近い将来訪れるかもしれない。(工藤慶大 / Keita Kudo)