6月9日、2019年度第22回日本知的障害者選手権水泳競技会が横浜国際プールにて開催された。今大会はWPS公認大会であり、9月に横浜で開催される「2019 ジャパンパラ水泳競技大会」への参加資格大会を兼ねているほか、海外派遣代表選手のテストレース記録ともなるため、多くの選手たちの好成績が期待された。

※朝一番から日本新記録を樹立した北野選手

大会は朝9時から競技がスタート。第1競技である女子400m自由形からいきなり2019世界パラ水泳選手権大会日本代表・北野安美紗選手(スポーツクラブ&スパルネサンス登美ヶ丘)が、自身が持つ日本記録を5秒以上更新し、会場は大いに盛り上がった。北野選手は16歳。昨年のジャパンパラ水泳競技大会では、出場4種目すべてで日本新記録を樹立するなど、日本の知的障がい者水泳競技を牽引する選手の一人だ。

男子では中島啓智選手(あいおいニッセイ同和損害保険)が男子400m自由形で大会記録、さらには200mバタフライで世界記録を5秒更新。北野選手と同じく2019世界パラ水泳選手権大会日本代表に選抜されているリオパラリンピック銅メダリストが、力強いストロークを持ち味に、ここでも好調をアピールした。

※海外派遣選手たちを激励する東京オリンピック・パラリンピック担当大臣・鈴木俊一氏(写真左)と日本知的障害者水泳連盟会長・佐野和夫氏

また、この日は9月にイギリス・ロンドンで行われる「2019世界パラ水泳選手権大会」、10月にオーストラリア・ブリズベンで行われる「2019 INASグローバル大会」の壮行会も共催された。鈴木東京オリンピック・パラリンピック担当大臣と佐野日本知的障害者水泳連盟会長がそれぞれ挨拶を述べ、選手たちを激励した。

※赤いジャージを着用しているのは2019世界パラ水泳選手権大会出場選手、白いジャージを着用しているのは2019 INASグローバル大会出場選手

東京オリンピック・パラリンピック大会を約400日後に控えている中、注目を集めた今大会。知的障害者水泳競技ひいては障がい者スポーツの発展に多大な影響と刺激を与えることは間違いないだろう。世界パラ水泳選手権大会、INASグローバル大会、そしてその先へ、選手たちの躍進は続いていく。