写真:香港オープンの張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

<ライオン卓球ジャパンオープン荻村杯 2019年6月12日~6月16日>

12日より札幌の北海道立総合体育センターにて、ライオンジャパンオープン荻村杯が開幕する。6月は、2日まで中国オープン、4日から9日まで香港オープンとワールドツアーが過密なスケジュールとなっているが、選手たちは連戦の締めくくりである日本でどのような活躍を見せてくれるのだろうか。そこで今回、ライオン卓球ジャパンオープン荻村杯・男子シングルスの見どころをご紹介する。

男子シングルス見どころ 日本選手編

男子シングルスには日本からは総勢24名が出場予定だ。張本智和(6月世界ランキング4位・木下グループ)、丹羽孝希(同13位・スヴェンソン)、水谷隼(同14位・木下グループ)の3名は決勝トーナメントから出場となっている。

やはり注目は、昨年のジャパンオープンで中国の馬龍(同5位)、張継科(同185位)と2人の五輪金メダリストを破り優勝した張本だろう。張本は、直近の中国オープンでも3位、香港オープンでも2位といずれも日本人トップの成績を残している。香港オープン後に「ジャパンオープンが終わったら1ヶ月ぐらい試合が無いので、全部出し切るつもり」と語っていた張本。連戦続きで試合数も多くなっているが、札幌の地でも好調を維持しジャパンオープン連覇なるか期待が高まる。

「両親や親戚も見に来るのでいいところを見せられるように頑張りたい」と地元・北海道開催のワールドツアーに意気込む丹羽や、その丹羽を香港オープンで破り8強入りしている水谷からも目が離せない。昨年のジャパンオープンでは、丹羽は初戦で吉村和弘(同49位・東京アート)に敗れ、水谷は連戦の疲労のため欠場しており、今年はそれぞれどのような戦いを見せるのか注目が集まる。

また、予選からの出場となる21名の中には、12歳・小学6年生の松島輝空(同1070位・木下グループ)も含まれている。昨年の同大会でITTF(国際卓球連盟)ワールドツアーデビューを果たした松島。今年の全日本ジュニアでは中高生を倒してベスト8まで進出するなど着実に力をつけている。昨年は予選トーナメント初戦で敗れたが、シニアの大会で悲願の初勝利なるか。

昨年、準々決勝で張継科とフルゲームの激戦の末敗れた上田仁(同26位・岡山リベッツ)や、同じく準々決勝でティモ・ボル(同6位・ドイツ)に敗れた松平健太(同40位・T.T.彩たま)、さらに大島祐哉(同25位・木下グループ)や吉村真晴(同32位・名古屋ダイハツ)といった実力者も予選からの出場となっている。

男子シングルス見どころ 海外選手編




写真:香港オープンの林高遠(中国)/提供:ittfworld

ライオンジャパンオープン荻村杯は、獲得できる世界ランキングポイントが高いワールドツアープラチナ大会。そのため、中国や欧州を含む世界のトップ選手も多数出場している。

日本最大のライバル中国からは、樊振東(同1位)、林高遠(同2位)、許キン(同3位)、馬龍、梁靖崑(同7位)と上位層がこぞって参戦する。

中国オープンでは準優勝、香港オープンでは張本を下し優勝と絶好調の林高遠は、今大会でも脅威となる。また、昨年ジャパンオープンで張本に敗れ、ベスト8に終わった馬龍もリベンジに燃えていることだろう。馬龍は、直近の中国オープンで張本、林高遠に勝利し優勝を果たしており、日本でも勢いそのままに勝ち進むのか注目が集まる。樊振東や許キン、梁靖崑も含めた世界ランク10位以内の中国のトップ選手が勢ぞろいする今大会、果たして中国の壁を打ち破れる選手は現れるのか。

中国以外にも、ブラジルのヒューゴ・カルデラノ(同8位)やドイツのドミトリ・オフチャロフ(同12位)、韓国の李尚洙(同11位)、鄭栄植(同19位)といった各国のエース級の選手も出場し、激戦が予想されるジャパンオープン。果たしてどの選手が栄冠を勝ち取るのか最後の一瞬まで目が離せない。

文:ラリーズ編集部