試合前、強豪・法大と対面する慶大

開幕から2連勝中の慶大がリーグ第3戦を戦うのは法大。昨年2部リーグを1位に終え、そして今季も現時点で1位を走る強豪だ。慶大はライトフライ級を成澤諒(理2・東工大附属科学技術)が戦い勝利すると、以降の階級では法大の実力に圧倒され全てRSCと、3Rを戦い抜くことができないまま敗戦を喫した。

第72回関東大学ボクシングリーグ戦 第3節 vs法大

6月8日(土) 11:45試合開始 @後楽園ホール

階級勝敗慶大選手名 相手選手名
LF成澤諒(理2・東工大附属科学技術)2−3(28-29,28-29,29-28,29-27,30-27
河本航太生
竹内大祐(理2・慶應湘南藤沢)RSC 1R1’38布元寿弥
池田穂高(総3・麻布)RSC 2R2’08大橋洸
佐藤仁(理3・横浜翠嵐)RSC 2R1’39貫井侃偉斗
LW矢沢遼太(商4・日大鶴ヶ丘)RSC 3R1’01佐藤眞男
 松村和弥(総1・浅野)RSC 3R2’50山川宗一郎
なし 佐藤脩斗


法大から白星を奪った成澤

第一試合。ライトフライ級を戦うのは成澤諒だ。体格では相手に軍配が上がったが、1、2Rは低い姿勢でのボディや細かな攻撃を与え続ける。これが着実に相手ダメージとなったことで、3Rは相手に攻撃の隙を与えずひたすらパンチを繰り出すと慶大先制となるポイント勝ちを収めた。


一方的な攻撃にダメージを受け続けた竹内

第二試合のフライ級に出場したのは竹内大祐(理2・慶應湘南藤沢)。相手パンチの重さに疲労感を見せると、強烈なストレートを浴びる。一方的な攻撃を受け続けると1R1:06に1度目のダウンを取られ、その後1R1:38に2度目のダウンを取られるとそのままRSCで悔しくも敗戦した。


強烈な攻撃のみならず、手数でも圧倒された池田

第三試合のバンタム級は池田穂高(総3・麻布)が戦った。体格差のある相手から放たれる強烈なストレートとボディに苦しむと、2Rでは攻撃の手数で相手に圧倒され、2R1:18に1度目のダウン、2:08に2度目のダウンを取られたのちRSCで敗戦を喫した。


左ストレートが印象的だった佐藤

第四試合のライト級は佐藤仁(理3・横浜翠嵐)が登場。ジャブで様子見しつつ開始した1Rだったが、徐々に攻撃を始めた相手からのワンツーが効き1R2:26にダウンを奪われる。2Rはサウスポーらしく左ストレートを効果的に決めるが、ここではリーチの差が目立ち、相手からの攻撃を受けるばかりとなり、2R1:24にダウン、1:39にまたもダウンを取られるとそのままRSC負けとなった。ミドル級不在の慶大は、ここで敗戦が決定した。


相手の攻撃で徐々に追い込まれてしまった矢沢

第五試合でライトウェルター級を任されたのは矢沢遼太(商4・日大鶴ヶ丘)。1Rは、左ストレートが威力的で相手ダメージとなるが、相手の左フック、ボディに追い込まれ、攻撃の隙を見つけられなくなっていく。2Rから手数の差が浮き彫りとなり、左右フックやアッパーなど次々と攻撃を浴びる矢沢は、3R0:52にRSCで敗戦した。


唯一1年生から出場した松村

第六試合のウェルター級は松村和弥(総1・浅野)が出場した。唯一の1年生として出場した松村であったが、重さあるパンチに抵抗できず1R2:45にダウンを取られてしまう。相手は食らいつくようなワンツーを振りかざし松村を襲うと、放った攻撃もかわされてしまう。3Rはストレートやフックなどで相手攻撃に応戦したものの、これらは全て効果を発揮できず、3R残り10秒のところでRSC負けを喫した。

攻撃力は言わずもがな、体格差についても目を見張るものがあり、さすが法大と言わざるを得なかった。しかしながら、持っている力の全てを出し切り、ライトフライ級では見事1勝をあげることができたことは、慶大にとって大きな収穫だったのではないだろうか。2週間後に控えるのは昨年のリーグ戦では4−3で勝利を奪った立大との1戦。昨年までとは一味違う今年の慶大の戦いぶりに期待が止まらない。

(記事:津田侑奈/写真:結城和臣)

以下、コメント

成澤諒(理2・東工大附属科学技術)

――今日の試合のプレープランは

僕はしつこさが売りなので、今日はしつこく、しつこくと意識しました。(相手は)入りぎわにカウンターを打ってくる選手なので、カウンターをもらわないように、落ち着きながらも頭を振って、隙をついて打っていき、当たったらそのまましつこく攻めていくというプランを練ってきました。

――実際のプレーは

しつこさは出せたんじゃないかなと思います、やはりスタミナの練習を重視してきたので、そのスタミナを使ってしつこさを生かせました。

――今日の試合までに取り組んできたことは

相手は強いところで、(慶大の)先輩方も強い方がいるので、なかなか自分が試合に出られるチャンスはないんですが、今日は強い相手と戦えるということで、気合を入れて、寝る間も惜しむくらい早起きして走ったりと、身を切り詰めてやってきたので、良い結果を出せてよかったです。

――今日の試合での緊張感は

本当に準備がうまくいっていて、たくさんのOBの方々もリングはすごく良いよとおっしゃっていたので、今日は楽しみでした。

――今後に向けて意気込みをお願いします

自分がやれることをやって、強い先輩もいますが、追い抜かせるように頑張っていきたいと思います。

松村和弥(総1・浅野)

――ご自身の試合を振り返ってみてどうですか

1R目の最後でダウンもらってしまって、そこで流れが変わってしまったのかなと感じましたが、1R目は自分のやりたいボクシングができて楽しくボクシングできましたし、2R目も結構楽しくできました。ただ3R目は、向こうが倒しに来て距離を詰められ、自分のボクシングというものができず負けてしまったのが悔しいですね。

――相手の戦いづらいところ、苦戦したところどこでしたか

僕はまだ1年生でまだ体も十分にできていなかったのですが、相手は3年生でフィジカルも自分より強いこともあり、押し負けとまではいかなかったですが、パンチの威力が強くて苦戦しました。

――惜しくも負けてはしまいましたが、今回の試合で楽しかったところはなんですか

後楽園ホールはボクシングの聖地で、試合して聖地たる所以がわかったことですね。ボクサーの血が滾りました。

――1年生ということで、試合での緊張などはどうでしたか

緊張はあまりせず、緊張を越して、後楽園で試合ができるということに楽しみを感じました。

――最後に今後に向けて意気込みをお願いします

ここ後楽園ホールで勝ちたいな!という思いが強くなったので、フィジカルもスタミナも付けて、次の立教戦も出られるように頑張ります。