写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアー・香港オープン 2019年6月4日~6月9日>
8日、香港オープン女子シングルス準決勝で、伊藤美誠(6月世界ランキング7位・スターツ)が平野美宇(同9位・日本生命)をゲームカウント4-2で破り、決勝進出を決めた。

3月のジャパントップ12以来の対戦(前回の対戦結果は伊藤4-3平野)となった両選手。

平野が我慢強いプレーで伊藤のミスを誘えば、伊藤は準々決勝でも冴えた多彩なサーブと精度の高いレシーブで平野に先手を取らせない。お互いに厳しくコースを突くプレーが多く、派手なラリーになかなかならないが、1,2ゲームの接戦をデュースで取った伊藤がそのまま3-0とする。ここから粘り強く戦った平野は、時折見せるバックハンド強打とナックル性のロングサーブで伊藤にプレッシャーをかけ2ゲームを取り返すも一歩及ばず。



平野は敗れはしたが、大会を通じて丁寧な繋ぎと、体勢が崩れてもなんとか相手コートに入れにいく粘り強い戦いぶりが光った。



伊藤は9日16時(現地時間)より行われる決勝で、王藝迪(6月世界ランキング46位・中国)と対戦する。両選手は約1週間前に中国オープンで対戦しており、その際は伊藤が4-3で勝利している。伊藤のツアー優勝なるか、注目したい。

伊藤美誠 試合後のコメント




写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部
(18-16で)1ゲーム目を取れたことが大きかった。1ゲーム目を取って3-0にすることができたし、大きな自信になった。1本を取るのが大変で、どう1本を取るかを考えた。

ラリーってなかなか続かないもんだなと思った。お互いよく知っているが、1ヶ月でお互い変わる。美宇ちゃんは前よりも我慢強くなっている。馮天薇選手との試合でも挽回勝ちがほとんど。お互い卓球が一番成長しているが、切り替え方、考え方が成長している。私ももっと我慢強く、自分らしく戦いたいし、いつも出し切りたい。今日の試合はお互い出し切れたと思う。

(準々決勝、準決勝で5度のデュースで一度も負けていないことについて)目の前の1点を取るというのを大事にしている。そこからデュースでの勝ちにつながったと思う。

自分の卓球がなかなか出来ない時や、自分のプレーをさせてもらえない相手にでも勝てる選手になりたい。そのためにはサーブ、レシーブが本当に大事になる。サーブとレシーブは自分の中でも持ち味。特にサーブは種類も増えてきて自信を持ってできている。美宇ちゃんとやった時はラリーがほとんど続かず、サーブ、レシーブ、3球目、4球目が本当に大事だと思った。もっともっと得点率を上げたい。

決勝の相手はまだ決まってないが、中国選手が上がってきたら、1週間前に対戦している相手。もっともっと成長している部分を見せたいし、思い切っていきたい。

平野美宇 試合後のコメント




写真:平野美宇(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部
中国オープンではあまり練習でやってきたことが発揮できなかったが、今大会は馮亜蘭選手(中国)、馮天薇選手(シンガポール)ら強い選手に勝てたことはすごく良かった。久しぶりに(ワールドツアーで)ベスト4に入って1台(センターコート)でやれたなと思ったし、自信になった。この何年間かで一番いい大会だった。

(伊藤美誠について)いつも尊敬する部分、学ぶ部分もある。負けたくないという思いもあるし、すごいなぁと見てて思う。次は本人にも中国選手にも勝てるようになりたい。

香港OP5日目 女子シングルス結果




写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部
<準決勝>
○伊藤美誠4-2平野美宇
18-16/12-10/11-6/9-11/6-11/11-7

文:ラリーズ編集部