前半に勝負を決めた。前半はBKの活躍が目立ち、5トライ。34-5で折り返す。後半は早稲田の攻撃陣を完封。最終スコア51―5で明治のハイクオリティが全面に溢れる試合となった。◆6・8 練習試合(八幡山グラウンド)▼対早稲田B戦○明治51{3…

 前半に勝負を決めた。前半はBKの活躍が目立ち、5トライ。34-5で折り返す。後半は早稲田の攻撃陣を完封。最終スコア51―5で明治のハイクオリティが全面に溢れる試合となった。

◆6・8 練習試合(八幡山グラウンド)

▼対早稲田B戦

○明治51{34-5、17-0}5早稲田B

 選手層の厚さを見せつけた。前半10分、マイボールスクラムで相手を圧倒。相手の空いたスペースにボールを展開し、最後はフルバック松本純弥(政経2=佐賀工)がトライ。「FWが前でしっかりゲインラインを作り、理想の形でトライを挙げられた」(ゲームキャプテン・フッカー松岡賢太・商4=京都成章)。前半15分には右ウイング髙比良隼輝(政経2=長崎北)がキックオフボールから独走のノーホイッスルトライ。その後も順調に得点を重ね、前半だけで5トライを奪取。後半には敵陣ゴール前のラインアウトからモールを押し通して追加点を挙げる。後半は早稲田のアタックを無失点に抑え、51―5。明日のAチーム戦に勢いを付ける試合となった。

 「細かいところを意識して勝つ」(松本)。今日のゲームテーマである〝ハイクオリティ〟を意識したプレーが随所に見られた。前半13分には、左ウイング廣渡将(商4=東福岡)からラストパスを受けた右センター吉田幹(商2=佐野日大)が自陣からの独走トライ。9トライのうち7トライがBKによるものでチームテーマを体現してみせた。一方、FWでも「回数を重ねるごとに修正して良いスクラムを組めた」(プロップ山本耕生・商2=桐蔭学園)。お家芸のスクラムでは相手を圧倒。プレーの細部にこだわり、今季初の明早戦を勝利で飾った。宿敵・早稲田に勝利した自信を胸に本番の秋に向けさらなるレベルアップを図りたい。

[中村奈々]

松岡

――試合を振り返っていかがでしたか。

 「前半は結構良いアタックやブレイクダウンが出来ていたので良かったです。ただ、後半のしんどくなってきた時にプレーの精度が欠けてしまいました。今日のテーマであるハイクオリティの部分が落ちたように感じます。運動量を増やして、後半にも突き放せるようにしたいです」

山本耕

――スクラムはいかがでしたか。

 「前半は崩しにくかったのですが、回数を重ねるごとに修正できました。スクラムは強みであり、負けてはいけないところなので、良かったです」

松本

――試合の振り返っていかがでしたか。

 「細かいところを意識して勝つ、チーム目標のハイクオリティを意識できました」

齊藤誉

――前後半の差はありましたか。

 「明治に入ってから初めて40分以上出場しました。最後は体力的にきつくなって指示もうまく出せなくなってしまったのでもっと体力的にレベルアップが必要だと思いました。チームとしては最後まで押し続けられました」