序盤の勢いを崩すことなく勝ち切った。リーグ戦7戦目の相手は早大。今季に入り筑波大や日大といった強豪を下した強敵だったが、関屋雄太郎(文3=明大中野)の得点を皮切りに17得点の猛攻。快勝を収め、明日から行われる順位決定戦に向けて弾みをつけた。

◆5・18~6・23 関東学生1部リーグ戦

▼6・8 対早大戦(日体大健志台プール)

 ○明大17{5―3、4―2、4―3、4―6}14早大

 怒涛(どとう)のアタックで勝利を収めた。第1ピリオド4分、早大エース・真板晃生に得点を奪われ2―2とされる。しかしその後、相手の退水を誘い、熊谷郁(営2=明大中野)からパスを受けた熊谷泰人(営1=明大中野)がシュートを決めた。熊谷泰はこの試合5得点と大車輪の活躍。「1年生であそこまでできるのはすごい」(明石将裕監督)。最終的にスコアは17―14。第4ピリオド残り1分には増田隆広(商3=明大中野)ら主力を交代するなど強豪の早大相手に余裕を見せつけた。

 得意の形を生かし切っての勝利だった。第3ピリオド序盤、早大に主導権を奪われる。ペナルティースローも決められ、9―8と1点差に詰められてしまう。しかし、「守って、もう一本決めよう」という神佑樹主将(農4=明大中野)の檄(げき)にチームは奮起。プレスやパスカットで相手ボールを奪いカウンターに転じるという明大得意の形に持ち込み相手の追随を許さなかった。「日大戦が頭をよぎったが、落ち着いて守って、落ち着いて攻めることができた」(神)。無念の逆転負けとなったリーグ戦3戦目・日大戦の敗戦を糧とし、チーム全員で勝ち切った。

 明日の一戦が正念場だ。勝ち星を挙げれば入替戦回避となる大一番。対戦相手はリーグ戦のリベンジマッチとなる日大だ。「なんとか勝利したい」(明石監督)。得意のカウンターで勝利の波を引き寄せてみせる。

[清水康佑]

試合後のコメント

明石監督

――勝因をあげるとしたら何ですか。

 「ディフェンスですね。平均的に今日はみんな頑張っていました。全員が動いて泳いで勝った試合かなと思います」

――具体的にどのようなディフェンスの策を考えていましたか。

 「最初は下がってゴール近くで守っていたのですが、点差がつき始めてからはマンツーマンに切り替えました。相手としては二つの形でやられるとすごくいやだと思うので、そこがうまくはまったかなと思います」

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「相手にもポイントゲッターがいたので、そこには点を取られないようにミーティングを重ねていました。その形を今回の試合では実践できたので、ディフェンスの面で特に良いことがあったと思います」

――早大に勝てた要因は何でしょうか。

 「うまく戦術がはまったというのもそうですが、相手にやりたいことをやらさなかったのが一番大きかったかなと思います。相手の同期の選手にも明大中野高出身がいて、負けたくないなという気持ちは強かったですね」

――順位決定戦に向けて意気込みをお願いします。

 「明日の試合は入替戦があるかないか決まる大切な試合です。目標だったベスト4には届かなかったんですけど、入替戦には行かないつもりなので明日は勝ちにいきたいと思います」