町田選手はアグレッシブなプレーで躍動「ベルギー相手に、いいバスケができた。良かったと思う」得意の日本語でコメントを残したのは、日本代表女子のヘッドコーチを務めるホーバス氏の言葉である。試合後の会見で笑顔をみせたトム・ホーバス氏バスケットボー…
「ベルギー相手に、いいバスケができた。良かったと思う」
得意の日本語でコメントを残したのは、日本代表女子のヘッドコーチを務めるホーバス氏の言葉である。
バスケットボール女子日本代表『AKATSUKI FAIVE(あかつきファイブ)』は、2019年5月31日と6月2日に開催された『バスケットボール女子日本代表国際強化試合2019 三井不動産カップ(水戸大会)』で、強豪ベルギーに勝利。
茨城県水戸市のアダストリアみとアリーナにベルギー代表を迎え、チーム一丸となってフィジカル面でも充分なパワーを発揮した日本は、最終スコア84-71でタイムアップ。
大会MVPを獲得したのは、27番の林咲希選手だった。
「しっかり走っていい流れを作ろうと挑みました。チーム一丸となって、(東京五輪)金メダルを取りに行きたい」
試合後、晴れやかな笑顔でコメントを残したように、林自身は満足のいく成果をあげたようだ。自身が所属する『JX-ENEOS』では、プレータイムが少なかったにもかかわらず、代表に選出されている林の活躍は、日本バスケ界に新たな希望をもたらした。
HC、コーチらの信頼をチャンスに生かし、結果を掴んだ若きアスリート・林咲希。彼女のような実直なプレーで努力を続ける選手がMVPを獲得したことで、日本のバスケ界は水戸の地で戦術という間口を広げた。
4月からの合宿期間を経て、新体制でスタートした『AKATSUKI FAIVE(あかつきファイブ)』。
2019年の初陣を白星で飾り、東京五輪という大きな目標へ向け走り出した日本女子代表は、W杯4強の実力を持つ、強豪ベルギーとの戦いでレベルアップを図った。水戸でのスタートダッシュは、大収穫だろう。
AKATSUKI FIVE 2019シーズンのチームスローガンは『Out Work, Out think, Out Play』(鍛え、考え、戦い抜く)『Run as One』(一丸となって走る)『Relentless』(絶え間なく動く)
このスローガンについて、ホーバスHC(ヘッドコーチ)は「徹底できはじめている」とメディアにコメントを残しているが、一方で『Out Play(戦い抜く)』と『Relentless(絶え間なく動く)』事には課題を感じているという。
それは「集中を欠く時間帯」だ。プレーの精度を上げていくことを強調し、日本人の特性や長所を生かしながら、目標達成へ向かって強化を唱える。2020年東京五輪へ向け、AKATSUKI FIVEの躍動 に注目しよう。
取材・文/スポーツブル編集部
写真協力/スタジオアウパ
【試合結果】
第1戦/日本代表 91-75 ベルギー代表 第2戦/日本代表 84-71 ベルギー代表
主将・髙田真希選手コメント
「まずは強化試合のために4月から合宿に取り組んできました。バスケを通して勇気や希望を与えられるように頑張りたい」
HCホーバス氏コメント
「ベンチメンバーも頑張っていい試合だった。この雰囲気もすごい最高。ありがとうございました。金メダル取りたい、日本のお客さんの前で」
「AKATSUKI FIVE」今後の主な活動予定
バスケットボール日本代表国際大会2019 (仮称)8/20~25 さいたまスーパーアリーナ (日程対戦相手調整中)
FIBA 女子アジアカップ2019(日程開催地未定)
FIBA 女子オリンピック・プレクォリファイイング トーナメント2019.11/10~18 (開催国未定)
FIBA 女子オリンピック・クォリファイイング トーナメント2020 2020.2/2~2/10 (開催国未定)