メジャー通算3000安打まで「2」と迫っているマーリンズのイチロー外野手は、5日(日本時間6日)の敵地ロッキーズ戦で3球三振に終わった。代打で登場も快音は響かず、これで11打席連続ノーヒット。■金字塔へ残り「2」も無安打が続くイチロー メジ…

メジャー通算3000安打まで「2」と迫っているマーリンズのイチロー外野手は、5日(日本時間6日)の敵地ロッキーズ戦で3球三振に終わった。代打で登場も快音は響かず、これで11打席連続ノーヒット。

■金字塔へ残り「2」も無安打が続くイチロー

 メジャー通算3000安打まで「2」と迫っているマーリンズのイチロー外野手は、5日(日本時間6日)の敵地ロッキーズ戦で3球三振に終わった。代打で登場も快音は響かず、これで11打席連続ノーヒット。7月28日(同29日)の本拠地カージナルス戦で二塁打を放ってからヒットが出ていない。ESPNは「毎試合、打席に立てないことが記録達成の妨げとなっている」と伝えている。

 記事では「2998本から3000本に至るまでイチロー・スズキはしばらく時間がかかりそうに思える」と指摘。残り2本に迫ってから、イチローのスタメン出場は7月29日(同30日)のカージナルス戦の1試合のみ。限られた出場機会の中で、ヒットの出ない日が続いており、特集では以下のように言及している。

「事実、スズキは2998本から3000本安打を打つまでに、1900年から現在に至るまで3000本安打を達成した28人の選手よりも多くの時間を要するだろう」

「エライアス・スポーツ・ビューロー(米データ会社)によると、ウィリー・メイズとホーナス・ワグナーは5日間で2998本から3000本安打達成を果たした」

■打席内容にも変化が…詳細なデータ紹介

 イチローは5日時点で試合のなかった日も含めて8日間ヒットが出ていない。すでにメイズとワグナーを上回っていることになる。もちろん、最大の理由は打席数が少ないことだろう。29日のカージナルス戦の後、守備から出場して2打席に立った7月30日(同31日)以外の試合は、代打の1打席のみで、いずれも凡退に終わっている。

「毎試合、打席に立てないことが記録達成の妨げとなっている。彼は代打での出場機会を生かさなければならない」

 ヒットが出ない間、打席の内容にも変化が出ているという。記事では「彼は差し迫った状況にあるように見える」とした上で「スランプに陥る前、彼は42%の球をスイングしていた。しかし、最近の打席では53球中31スイング、つまり58%の球を振っている。そして31スイング中、12スイングはボール球だった」と詳細なデータを紹介している。

 偉業達成目前で訪れた、思わぬ足踏み。イチローのバットに米メディアも注目し続けている。