第8節は昨季同大会で大敗を喫した専大との一戦。前半13分に先制点を決めるも直後に失点し、点を取り合う展開に。2―2で迎えたアディショナルタイム2分には途中出場の川上が決勝弾を放ち、3―2で試合終了。苦しみながらも勝ち切る強さを見せた。


甘いプレーが流れを遠ざけた。前半13分、森下がゴールに流し込み先制。しかし直後の14分には「集中力に欠けた」(小柏)と一瞬のスキを突かれ、相手のシュートは無情にもゴールネットに突き刺さった。その後は19分に佐藤瑶のヘディングがゴールネットを揺らし勝ち越しを果たすも「スキのあるプレーが多かった」(佐藤瑶)。不用意なボールロストや守備でミスが響き、30分にまたもや失点。互いに譲らず2―2で折り返し、後半へ望みを託した。

劇的な結末が待っていた。こう着状態に終止符を打ったのはアディショナルタイム2分。8分前に途中出場したDF川上が蓮川のパスをワントラップで処理し、すかさずシュートを放った。「最後は川上を前線に置いて得点を狙った」(栗田大輔監督)と監督の采配に応える見事なゴールを決め3―2で試合終了。「追いつかれても最後まで諦めない」(小柏)気持ちが勝利という最高の形につながった。

 次週から総理大臣杯の予選であるアミノバイタルカップが始まる。昨季の本戦で優勝を飾った明大。追われる立場となったが「チャレンジャーの気持ちで臨みたい」(佐藤瑶)。貪欲に勝利を重ね、アミノバイタルカップを制し、連覇へ弾みをつける。

[田崎菜津美]

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試合後のコメント

栗田監督

――試合の振り返りをお願いします。

 「相手がものすごい気合が入っていました。研究もしっかりされてて厳しい試合でした」

森下

――悪かった点を教えてください。

  「ミラーゲームということで、一対一の場面がたくさんできていて、組織的な守備ができてなかったのが一番悪かった点だったと思います」

川上

――リーグ初戦でも決勝点を決めていました。

  「そのときはヘディングで決めたのでプレーの形は違いますが、ディフェンスでも点を取れる選手は必要になってくるので、点を取れたのは良かったです」

小柏

――攻撃面についていかがでしたか。

 「相手が引いてきたので背後をとれなかったですが、それでもシュートチャンスはあったのでしっかり決め切ればもっと試合を楽に運べたと思います」

佐藤瑶

――激戦を勝ち抜きました。

 「ここで勝てば2位と勝ち点を引き離せるということを試合前にチームで統一して意識していました。内容どうこうではなく、まずは結果にこだわれたのはチームとして進化できている要素だと思います」