関東大学ボクシングトーナメント2回戦が行われた。早大からは、バンタム級・三輪裕之副将(文3=神奈川・鎌倉学園)が出場した。個人優勝を目標に挑んだこの試合だが、結果は惜しくも1−2の三輪の判定負けで幕を閉じた。現在3部リーグに所属する早大…

 

 関東大学ボクシングトーナメント2回戦が行われた。早大からは、バンタム級・三輪裕之副将(文3=神奈川・鎌倉学園)が出場した。個人優勝を目標に挑んだこの試合だが、結果は惜しくも1−2の三輪の判定負けで幕を閉じた。現在3部リーグに所属する早大は、来月行われる4部リーグとの入れ替え戦に臨むこととなる。

 

 早大から唯一2回戦へ出場した三輪。「期待に応えなければ」という思いで試合に臨んだ。第1ラウンド(R)序盤から両者とも積極的に攻めていく。三輪は、相手からの攻撃をガードし、カウンターを決める場面を見せるも、顔面にラッシュを食らう。左を中心に攻め、相手の顔面にも的確なパンチ。中盤には、力強い左が相手のボディを叩き込み、ワンツーは相手の顔面を捉える。三輪の優勢で第1Rを終えた。


果敢に攻める三輪

 

 続いて第2R、相手の右ストレートを食らうもなんとか距離を保ち、それに応戦。三輪のフットワークは軽く、あまり疲れを見せないが、第1Rと比べて手数が少なくなってしまう。迎えた最終第3R、序盤からカウンターを決め、終盤には相手の様子を伺いながらも、一気に攻め込み相手のボディに連打。最後まで諦めない三輪だが、徐々にパンチが空を切る回数が増えていく。奮闘見せるも判定の結果、1−2で惜しくも敗北を喫した。


1−2で惜しくも敗れた三輪

 今回の結果により、トーナメント3部リーグに所属する早大は最下位となり、4部リーグ1位の大学との入れ替え戦に臨むことになってしまった。その入れ替え戦で勝つことができなければ、4部リーグへ降格となってしまう。来月行われる入れ替え戦を万全の状態で迎えるため、ここから約1ヶ月が踏ん張りどころだ。

(記事 芦澤りさ、写真 森田和磨)

 

結果

▽2回戦

バンタム級 ●三輪裕之 1−2(30−27、28―29、27―30)

コメント

三輪裕之(文3=神奈川・鎌倉学園)

――きょうの試合を振り返って

もっと自分が圧倒的に勝てればよかったです。いろいろな方にサポートしてもらったので、それを結果で恩返しすることができなくてすごく残念です。

――どのような気持ちで試合に臨まれましたか

いろいろな方の期待を感じていたので、その期待に応えなければという気持ちでリングに臨みました。

――きょうの試合に向けてどのようなトレーニングをしてきましたか

前回の試合の後に僕の対戦相手が決まったんですけど、その試合を見てて、左手のガードをしっかりあげて戦うというのをこの2週間で頑張ってきたんですけど、あんまり判定に繋がらなかったのは残念でした。

――試合中はどのようなことを考えていましたか

殴られたくない、(パンチを)当てなきゃという、その2つです。

――次の試合に向けて

きょう負けちゃったんで、4部との入れ替え戦があって、ちょっと怖いんですけど、頑張ります。