2日、ヤクルトがセ・リーグタイ記録となる連敗を16で止めた。投打がかみ合い、5月12日以来、実に3週間ぶりの白星。大引啓…
2日、ヤクルトがセ・リーグタイ記録となる連敗を16で止めた。投打がかみ合い、5月12日以来、実に3週間ぶりの白星。大引啓次内野手が初回2死満塁、DeNA浜口から先制となる走者一掃の3点適時打を放ち勝利に大きく貢献した。
これまで、筆者自身12年のプロ野球審判を経験してきた中で、野球のルールについていくつか記事にしてきたが、今回はこんな話をしてみようと思う。
試合などで、よく観察している方は気がつくと思うが、選手が審判に話しかけたりしているシーンがある。
あれは審判に挨拶をしているのだ。スポーツマンなら当たり前だと思う方もいるかも知れない。
この挨拶は日本ではスタンダードではあるが、世界では決してそうではない。日本の小さい時から教えられた、スポーツに対する考え方が、そうさせているのだと思う。
ここでさらに話をしたいのが、プロ野球選手の一流と呼ばれる選手は決まって挨拶もするし、マナーがいい選手が多いということ。その中でも大引選手は選手としても一流だが、それ以上に人として素晴らしいのだ。
野球界は完全に年功序列なのだが、大引選手は年下である私に対しても、態度を変えることなく、紳士に対応してくれる。
今や野球界を代表する、筒香選手や松田選手、海外で活躍する大谷選手や前田健太選手なども2軍の時から飛び抜けて礼儀正しかった。
中でも、男として惚れてしまうほど素晴らしかったのは松井稼頭央選手、田口壮選手である。
絶対にとは言い切れないし、科学的根拠があるわけではないが私はこう感じた。
一流選手は人間としても一流なのか、人間として一流だから選手として大成するのかはわからないが、もし子供たちに指導する方がいれば、技術はもちろんであるが、人としてのあり方も教えて頂ければ嬉しく思う。
文:元プロ野球審判 坂井遼太郎