6月2日、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)大会8日目。男子シングルス4回戦、男子ダブルス3回戦、女子シングルス4回戦、女子ダブルス2・3回戦…

6月2日、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)大会8日目。男子シングルス4回戦、男子ダブルス3回戦、女子シングルス4回戦、女子ダブルス2・3回戦、混合ダブルス2回戦が行われる。

男子シングルス4回戦、第7シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界38位のブノワ・ペール(フランス)と対戦する。両者の対戦成績は錦織の6勝2敗で、今回9度目の対戦となる。

対戦相手ペールはサービスとバックハンド、ドロップショットなど繊細なタッチを生かしたテクニカルなショットが武器。今シーズン、クレーコート大会である4月の「ATP250 マラケシュ」と全仏開幕前週の「ATP250 リヨン」で優勝し、勢いそのままに全仏を迎えた。

そんなペールとの対戦について、錦織は3回戦後のインタビューで「やりにくい相手ですね。サーブが良いのと、バックがすごく強烈なので、それに一番注意したいかなと思います。彼のプレーに惑わされないというか、しっかり足を動かして相手のプレーを読めたらなと思います」と話した。

錦織は今大会3度目の地元選手との対戦となるが、相手に飲み込まれることなく自分のプレーを見せることに期待したい。試合は日本時間24時頃に開始予定だ。

そのほか、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が世界78位フアン イグナシオ・ロンデロ(アルゼンチン)と。第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)は世界68位レオナルド・メイヤー(アルゼンチン)と対戦する。

また、第6シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)は第24シードのスタン・ワウリンカ(スイス)との4回戦に臨む。両者は今回が初対戦。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、チチパスはワウリンカについて「誰もが知っている通り、彼は1度だけではなく何度も全仏オープンで上手くやっている」「彼は危険な選手だ。クレーをとても良く知っている」と警戒した。

女子シングルス4回戦では、第7シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)が第19シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)と対戦する。両者は過去2度対戦し、1勝1敗。クレーコートでは今回が初対戦となる。

2018年「全仏オープン」準優勝のスティーブンスと、2016年同大会優勝のムグルッサ。どのような試合展開を見せるか注目だ。

そのほか、第12シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)が世界38位の19歳マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)との4回戦に臨む。

◇   ◇   ◇

【6月2日の注目ドロー】

◆男子シングルス

4回戦

[7]錦織圭(日本/日清食品)対 ブノワ・ペール(フランス)

フアン イグナシオ・ロンデロ(アルゼンチン)対 [2]ラファエル・ナダル(スペイン)

レオナルド・メイヤー(アルゼンチン)対 [3]ロジャー・フェデラー(スイス)

[6]ステファノス・チチパス(ギリシャ)対 [24]スタン・ワウリンカ(スイス)

◆男子ダブルス

3回戦

[3]フアン セバスチャン・カバル(コロンビア)/ロベルト・ファラ(コロンビア)対 [14]ロビン・ハッサ(オランダ)/フレデリック・ニールセン(デンマーク)

◆女子シングルス

4回戦

[7]スローン・スティーブンス(アメリカ)対 [19]ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)

マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)対 [12]アナスタシア・セバストワ(ラトビア)

[23]ドナ・ベキッチ(クロアチア)対 [26]ジョハナ・コンタ(イギリス)

カイア・カネピ(エストニア)対 [31]ペトラ・マルティッチ(クロアチア)

◆女子ダブルス

3回戦

リューメラ・キッシャノック(ウクライナ)/エレナ・オスタペンコ(ラトビア)対 [3]シェイ・スーウェイ(台湾)/バーボラ・ストリコバ(チェコ)

◆混合ダブルス

2回戦

ラルカ・オラル(ルーマニア)/フランコ・シュクゴール(クロアチア)対 [2]ガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/マテ・パビッチ(クロアチア)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」での錦織

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)