大坂なおみ 3回戦敗退でGS連勝は16でストップ。ジョコビッチ、ティームはベスト16進出[全仏オープン]

6月1日、「全仏オープン」（フランス・パリ／5月26日～男子6月9日・女子8日／クレーコート）大会7日目。男子シングルス3回戦、男子ダブルス2・3回戦、女子シングルス3回戦、女子ダブルス2回戦…

6月1日、「全仏オープン」（フランス・パリ／5月26日～男子6月9日・女子8日／クレーコート）大会7日目。男子シングルス3回戦、男子ダブルス2・3回戦、女子シングルス3回戦、女子ダブルス2回戦、混合ダブルス1・2回戦が行われた。

女子シングルス3回戦、第1シードの大坂なおみ（日本／日清食品）が世界42位のカテリーナ・シニアコバ（チェコ）と対戦。大坂は4-6、2-6のストレートで敗れ、自身初の同大会ベスト16進出はならず。グランドスラム連勝記録は16でストップした。

第1セット、7本のチャンスを作るも、その大事なポイントを全て取り切れずセットを落とした大坂。1、2回戦はここから落ち着いて自分のプレーを取り戻したが、この試合では第2セットもミスを連発。第2セットの相手のトータルポイントは29、そのうち大坂のアンフォーストエラーは22本と、76％が自らのミスによるものだった。

大坂は試合後のインタビューで「今日は何か変だった。いつもは戦うエネルギーが湧くのに、疲れて自分を鼓舞できなかった」「相手を甘く見たわけじゃないけど、エンジンがかからなかった」と肩を落とした。

そのほか、前年同大会で優勝を果たした第3シードのシモナ・ハレプ（ルーマニア）が第27シードのレシヤ・ツレンコ（ウクライナ）に6-2、6-1、試合時間55分で勝利。同大会4年連続のベスト16進出を決めた。

一方、第10シードのセレナ・ウイリアムズ（アメリカ）は世界35位ソフィア・ケネン（アメリカ）に2-6、5-7で敗れた。セレナはこれまでグランドスラム出場14大会連続でベスト16入りしていたが、今大会は3回戦敗退となった。

大会7日目にシングルス3回戦までが終了しベスト16が出そろったが、女子は上位8シードのうち5人がすでに大会を去るという波乱。なお、残った上位8シードは、ハレプ、スローン・スティーブンス（アメリカ）、アシュリー・バーティ（オーストラリア）の3人。

男子シングルス3回戦では、第1シードのノバク・ジョコビッチ（セルビア）が予選勝者の世界147位サルバトーレ・カルソ（イタリア）に6-3、6-3、6-2で勝利。ジョコビッチはこの試合、8本のサービスエースを決め、相手にブレークを許すことなく圧勝した。

そのほか、第4シードのドミニク・ティーム（オーストリア）が世界47位パブロ・クエバス（ウルグアイ）に6-3、4-6、6-2、7-5で勝利。第5シードのアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）は第30シードのドゥサン・ラヨビッチ（セルビア）に6-4、6-2、4-6、1-6、6-2のフルセットで勝利し、順当に勝ち上がった。

また、第6シードのステファノス・チチパス（ギリシャ）、第24シードのスタン・ワウリンカ（スイス）は、日没順延のため2日がかりとなった試合をそれぞれ制し、ベスト16進出を決めた。

◇　　　◇　　　◇

【6月1日主な試合結果】

◆女子シングルス

3回戦

〇カテリーナ・シニアコバ（チェコ）6-4、6-2 ●[1]大坂なおみ（日本／日清食品）

〇[3]シモナ・ハレプ（ルーマニア）6-2、6-1 ●[27]レシヤ・ツレンコ（ウクライナ）

〇[8]アシュリー・バーティ（オーストラリア）6-3、6-1 ●アンドレア・ペトコビッチ（ドイツ）

〇ソフィア・ケネン（アメリカ）6-2、7-5 ●[10]セレナ・ウイリアムズ（アメリカ）

〇[14]マディソン・キーズ（アメリカ）6-3、6(5)-7、6-4 ●[Q]アナ・ブリンコワ（ロシア）

◆女子ダブルス

2回戦