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「ステップアップして、彼の得点機会を封じる」

トロントで行なわれたNBAファイナル第1戦は、ホームのラプターズに軍配が上がった。

初戦を落としたウォリアーズ指揮官のスティーブ・カーは、トランジションに対するディフェンスを敗因に挙げた。特にラプターズでは、後半だけで20得点、試合を通じてプレーオフでのキャリアハイとなる32得点8リバウンド5アシスト2ブロックを記録したパスカル・シアカムの活躍が目立った。

クレイ・トンプソンは、試合後の会見でシアカムを称えたものの、第2戦からの巻き返しを誓った。

「今日は、カワイ(レナード)がベストプレーを見せたわけではないけれど、シアカムがプレーオフキャリアに残るようなパフォーマンスだった。彼を称えるべき。次の試合では、相手にトランジションから点を決められないようにしないといけない」と、トンプソン。そしてシアカムのプレーについて、彼は次のように続けた。

「彼はリーチが長くて、身体能力が高い。今日の試合では、ペイント内でのフィニッシュに優れる存在だった。そのほとんどがトランジションからの得点だったから、次の試合では自分たちがステップアップして、彼の得点機会を封じる」

ウォリアーズにも勝機はあった。第4クォーター序盤の時点で3点差に迫ったものの、これまでのラウンドで見せたようなギアを上げるプレーは見られなかった。トンプソンは、「相手のディフェンスが良くて、トランジションからのチャンスを生かせなかった。ランダムにやれている時が、ウチにとってベストな時間帯。相手を混乱させられる。今日の試合では、そういうプレーがあまりできなかった」と、分析。ただ、先手を取られたとはいえ、王者がこのまま黙って連敗を喫するとは思えない。トンプソンは、6月2日に再びラプターズ本拠地スコシアバンク・アリーナで行なわれる第2戦に向け、決意を述べた。

「ラプターズのことはあまり詳しくないけれど、そんなのは言い訳にならない。自分たちの目標は、1勝目をあげることだった。それは今も変わらない。王者として、挽回してみせる」