創部21年目を迎える熊本県立矢部高校(山都町)の「二輪車競技部」が、二輪車安全運転全国大会に出場するため三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットを訪れた。矢部高校は「高校生等クラス」に出場。熊本県代表として3年生の高本湧斗選手(高=ハシゴ)が挑む。高本…

創部21年目を迎える熊本県立矢部高校(山都町)の「二輪車競技部」が、二輪車安全運転全国大会に出場するため三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットを訪れた。

矢部高校は「高校生等クラス」に出場。熊本県代表として3年生の高本湧斗選手(高=ハシゴ)が挑む。高本選手は昨年の熊本県大会で2位だったが、今年優勝して出場権を獲得した。排気量50ccのスクーターで、安全確認や一時停止などの法規走行や、与えられた課題をより高い次元でこなす技能走行を競う。

同部は、校外にアスファルト敷きの練習コースを備え、練習車両も所有している。全国の高校でも屈指の環境には恵まれているが、県大会は優勝して当たり前、どこまで全国大会で成果を残せるかが選手は問われる。競う相手も、また地方選を勝ち上がった強豪だ。

創部20年を節目に、新しい監督に本田和幸さんを迎えて、全国大会に備えた。かつて二輪車競技部に所属した選手も、卒業後に別のクラスで戦績を残している。昨年の出場した山田朋代選手もその一人で、女性クラス3位の好成績を収めた。顧問の松本一弥先生は「目指すはクラス優勝」と、意気込みを語った。

開催は6日と7日の2日間。鈴鹿8耐も行われたあのコースで、熱い戦いが繰り広げられる。