今週開催されるWRCラリーポルトガルは、WRC6連覇王者のセバスチャン・オジエにとって、格別な思いを抱くイベントだ。

2010年、シトロエン・ジュニアチームからC4 WRCで参戦したオジエは、ここで自身初となるWRC優勝をマークした。オジエは翌年にシトロエンのワークス入りを果たし、トレーニングプログラムを加速させていった。シトロエンは、ポルトガルと、続くサルディニア戦に向けて効率的なプリペアを行うため、2日間テストを実施。特にグリップの低いコンディションでの新しいステージでのパフォーマンス改良に力を入れた。

選手権リーダーとして迎える今年のポルトガル戦では、金曜日は先頭走行を担うことになるオジエは「いいテストができたので、あとはこれを実戦で披露しなくてはならない」と語る。
「いずれにしても、ポルトガルはいつも好きなラリー。過去にも好結果を出している。また選手権首位に立っているので、今年は楽にはいかない。金曜日、少しでもいい順位で終えるために全力を尽くさなくてはならない。その後の走行順はグラベルでは非常に重要になるからね」

チームメイトのエサペッカ・ラッピにとっても、ポルトガルは2017年にWRカーデビューを果たした思い出のイベント。昨年は自己ベストの5位でのフィニッシュを果たしている。
「初日は新しいステージが設定されるが、残りは自分もよく知っているのでプッシュできる。他と比べて経験の多いラリーでもある」とラッピ。
「去年は、土曜日と日曜日でかなり速い走りができた。天気がドライのままになっていて欲しいね。そうすれば、走行順7番手のアドバンテージをフルに活かせる。そうすれば、チリの終盤でつかんでいた良いフィーリングを高めて、ペースも上げ続けることができる」