大坂なおみ、西岡、奈良が1回戦突破。ダニエル太郎は地元モンフィスに完敗[全仏オープン]

5月28日、「全仏オープン」（フランス・パリ／5月26日～男子6月9日・女子8日／クレーコート）大会3日目。男子シングルス1回戦、男子ダブルス1回戦、女子シングルス1回戦が行われた。女子シングルス1回戦、第1シードの大坂なおみ（日本／日清食…

5月28日、「全仏オープン」（フランス・パリ／5月26日～男子6月9日・女子8日／クレーコート）大会3日目。男子シングルス1回戦、男子ダブルス1回戦、女子シングルス1回戦が行われた。

女子シングルス1回戦、第1シードの大坂なおみ（日本／日清食品）が世界90位のアンナカロリーナ・シュミドローバ（スロバキア）と対戦。大坂は0-6、7-6(4)、6-1と逆転勝利で2回戦進出を決めた。

第1セット、13本のアンフォーストエラーをおかし、1ゲームも取ることができなかった大坂。続く第2セットは、2度相手のサービング・フォー・ザ・マッチを迎えるも、タイブレークに持ち込みセットを奪った。冷静さを取り戻した大坂は、第3セットも奪い勝利を掴んだ。

試合後のインタビューで大坂は「今日はとってもタフな戦いでした。メンタル的にも戦う気持ちを保つのは難しかったです」「今日は風が吹いて、雨も降って寒かったので、そんなコンディションに合わせるのも大変でした」と振り返った。

世界238位の奈良くるみ（日本／安藤証券）は世界105位ダリラ・ヤクポビッチ（スロベニア）に7-5、5-7、6-3で勝利。同大会2年ぶりの2回戦進出を決めた。

この試合は大会2日目に行われたが、日没順延で大会3日目に再開。セットカウント1-1から再開され、奈良が2時間43分の2日がかりの試合を制した。

そのほか、第3シードのシモナ・ハレプ（ルーマニア）が世界47位アイラ・トムヤノビッチ（オーストラリア）に。元世界1位のビクトリア・アザレンカ（ベラルーシ）が世界39位のエレナ・オスタペンコ（ラトビア）にそれぞれ勝利し、1回戦突破。

なお、勝利したアザレンカは次戦、大坂と対戦する。

男子シングルス1回戦では、世界72位の西岡良仁（日本／ミキハウス）が世界66位のマッケンジー・マクドナルド（アメリカ）に6(7)-7、6-0、4-6、6-2、6-3とフルセットで勝利。西岡にとって「全仏オープン」本戦初勝利となった。

試合後のインタビューでは「率直に勝てて嬉しいです。前回（2018年の全仏1回戦）、勝ちが見えたところから取り切れなかったので、その悔しさもありました」「自分の中で少しもどかしい時間があったんですが、最後攻めきって。相手の体調不良っぽいのもありましたが、しっかりと5セット戦いきることができました」と喜びを語った。

一方、世界103位のダニエル太郎（日本／エイブル）は第14シードのガエル・モンフィス（フランス）と対戦。ダニエルは0-6、4-6、1-6で敗れ、1回戦敗退となった。

この試合、アンフォーストエラーの数はダニエルが23本、モンフィスが24本とあまり差はなかったが、ウィナーの数はダニエルの15本に対し、モンフィスは38本を記録した。

男子ダブルス1回戦では、第15シードのマクラクラン勉（日本）／ヤンレナード・ストルフ（ドイツ）がジェレミー・シャルディ（フランス）／ファブリス・マルタン（フランス）に3-6、3-6で敗れた。ペアとしてキャリア通算2個のタイトルを獲得しているマクラクラン／ストルフだが、「全仏オープン」では前年に続き1回戦敗退となった。

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【5月28日主な試合結果】

◆女子シングルス

1回戦

〇[1]大坂なおみ（日本／日清食品）0-6、7-6(4)、6-1 ●アンナカロリーナ・シュミドローバ（スロバキア）

〇[Q]奈良くるみ（日本／安藤証券）7-5、5-7、6-3 ●ダリラ・ヤクポビッチ（スロベニア）

〇[3]シモナ・ハレプ（ルーマニア）6-2、3-6、6-1 ●アイラ・トムヤノビッチ（オーストラリア）

〇[11]アーニャ・サバレンカ（ベラルーシ）7-5、6-1 ●ドミニカ・チブルコバ（スロバキア）

〇ビクトリア・アザレンカ（ベラルーシ）6-4、7-6(4) ●エレナ・オスタペンコ（ラトビア）

◆男子シングルス

1回戦

〇西岡良仁（日本／ミキハウス）6(7)-7、6-0、4-6、6-2、6-3 ●マッケンジー・マクドナルド（アメリカ）