リオ五輪開幕を目前に控えた8月4日、東京ミッドタウンにアスリートの巨大スカルプチャー(彫刻)が出現した。バスケットボールや車いすテニス、シンクロナイズドスイミングなど、躍動感溢れるスカルプチャーの前で同じポーズをとりながら写真撮影する人々の…

リオ五輪開幕を目前に控えた8月4日、東京ミッドタウンにアスリートの巨大スカルプチャー(彫刻)が出現した。バスケットボールや車いすテニス、シンクロナイズドスイミングなど、躍動感溢れるスカルプチャーの前で同じポーズをとりながら写真撮影する人々の姿も見られ、にぎわいをみせている。

これは三井不動産株式会社が「三井不動産presents 六本木シティドレッシング for TOKYO 2020」と題して実施している、同社が運営する東京ミッドタウンにて大規模な装飾演出を繰り広げる「シティドレッシング」(大型グラフィック等を掲出して街全体を装飾する)の取り組みのひとつ。初日はゲストにシドニー2000オリンピック男子柔道銀メダリスト篠原信一氏を迎え、オープニングセレモニーが行なわれた。

セレモニーではまず主催者として三井不動産株式会社東京ミッドタウン事業部長中村康浩氏より主催者挨拶があり、東京2020ゴールド街づくりパートナーとしての想いや、昨年10月に開催した「日本橋シティドレッシング」から今回の開催に至るまでの経緯、アートやデザインを大事にしている東京ミッドタウンだからこそのアスリートスカルプチャーに対する考えなどが語られた。

その後ゲストとして篠原氏が登場。中村氏と共にこの六本木シティドレッシングを完成させるべく、柔道のスカルプチャーのアンベールを行った。篠原氏は「自分より大きい人を久しぶりに見ました」と会場を湧かせながらも、「オリンピック・パラリンピックに向けて気持ちが一気に盛り上がってきた。いろいろな競技のスカルプチャーを見つけながら楽しんでほしい」と呼びかけた。

 

(写真:柔道スカルプチャーと同じポーズで篠原氏に技をかける中村氏)

また本イベントでは来場者の応援ポーズを撮影し、世界にひとつだけの応援フィギュアをつくる「チアリング・スカルプチャー・スタジオ」も設置される。この日は篠原氏の応援ポーズを3D化した100体の篠原チアリングスカルプチャーもお目見え。篠原氏は「近くにいなくても応援の気持ちは必ず選手に届く。そしてそれが選手の力になるので、イベントを通じて皆で地球の裏側のリオの選手たちを応援しよう!」と力を込めた。

本イベントは8月4日木曜から8月21日日曜まで、六本木・東京ミッドタウンプラザエリア キャノピースクエア周辺で開催されている。参加無料。