リーグ4戦目の相手は専大。第1ピリオドで1点リードのゲーム展開をするも、中盤で神佑樹主将(農4=明大中野)が永久退水となりチームの力に穴が開いたのか、相手に逆転を許し、点差を広げられる。終盤はゴールを重ね一時1点差まで追い上げるも、最後まで…

リーグ4戦目の相手は専大。第1ピリオドで1点リードのゲーム展開をするも、中盤で神佑樹主将(農4=明大中野)が永久退水となりチームの力に穴が開いたのか、相手に逆転を許し、点差を広げられる。終盤はゴールを重ね一時1点差まで追い上げるも、最後まで逆転できず10―14で白星を飾ることができなかった。

◆5・18~6・23 関東学生1部リーグ戦

▼5・26 対専大戦(慶大日吉プール)

 明大10{4―3、1―2、2―5、3―4}14専大〇

課題が浮き彫りとなった。神を中心としたプレーで試合を運んだ。また前日の試合で得点力を発揮した増田隆広(商3=明大中野)は専大戦でもチーム最多の4得点を獲得。第2ピリオドが終了した段階で5―5と互角の接戦を繰り広げた。しかし第3ピリオドに状況が大きく変化した。神が永久退水になったのを受け、熊谷郁(営2=明大中野)がフローターバックに回った。「熊谷郁がバックに回ると攻め手が1枚減ってしまう」(明石監督)。序盤のように得点を重ねられず、相手のペースに。「神さんの代わりに誰かがリーダーシップをとらないといけない場面でチームの若さが出てしまった」(熊谷郁)。多くあったシュートチャンスで決めきれず、第3ピリオドで2―5と大きく差を広げられてしまった。

これ以上、負けを重ねることはできない。「着実に勝ち点を重ね、あと3試合を勝ってなんとか1~4位決定戦にいけたらいいなと思う」(明石監督)。今回の試合ではミスが目立ち、相手にカウンターを受けて点を奪われるシーンも見られた。「息が上がって熱くなり疲労もあって、普段の練習でやっていない判断ミスが出てしまう」(明石監督)。リーグ戦は後半に差し掛かり、次週は6月1日が中大、2日に慶大との試合を控える。「相手の調子が良い時もあくまで自分たちのペースで試合を運ぶことが重要」(熊谷郁)。残り試合数が少なくなる中でまず1勝を飾ることができればチームに流れが出るだろう。

[村川拓次]

試合後のコメント

明石監督

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「ゴールデンウイークに合宿をやっていたチームだったので、やることは大体わかっていた。だから前半はそんなに大差なくできたので、よかったなと思います。でも後半はどうしても神が永退してしまうと、熊谷郁がバックに回らないといけない。そうすると攻め手が1枚減ってしまうので、そこが少し課題かなと思います。正直勝てた試合かなと思います」

熊谷郁

――熊谷選手が試合中に声をかけるところが見られたが具体的にどのような声かけをしましたか。

 「点を取った後のディフェンスが重要になるのでそこを徹底することと、点を取られた後の切り替えの時に積極的に声をかけてチームを切り替えさせるべきだと思ったので声をかけていきました」