決勝の相手は昨シーズン1度も勝てなかったインカレ4連覇中の強豪・山梨学大。試合は1-1で終了し、勝負はSO(シュートアウト)戦へ。最後はMF舘亮佑主将(政経4=丹生)が決め、見事4年ぶりの春季関東王者に輝いた。

◆4・6~6・30 関東学生春季1部リーグ戦
▼5・25 決勝(慶大日吉ホッケー場)
 明大1   1ー01山梨学大
   0ー0
   0ー0
   0ー1
得点
1Q14分古川裕大PC
              SO戦
      明大3     2山梨学大
1×太田陸登
2古川裕大
3×森紘之
4鵜飼聡太
5舘亮佑

 実力は拮抗(きっこう)していた。第1Q終了間際にPC(ペナルティコーナー)を獲得。「決めるという気持ちしかなかった」(DF古川裕大・政経2=伊万里商)とPCの要・古川が一閃。昨秋の関東王者相手に大きな1点を奪い取った。その後は一進一退の攻防が続いた。明大が切り込めば、山梨学大がカウンターで押し返す。引き締まった試合展開で両者譲らず、次に試合が動いたのは第4Q12分。相手がPCでネットを揺らし、試合は振り出しに。試合終了間際で王者が牙をむいた。

 勝敗はSO戦に持ち込まれた。2-2でフィールドに立ったのは舘主将。笛が鳴るとフェイントで相手をかわし、押し込んだ。「緊張はあったが、勝ちたい気持ちが大きかった」(舘)とプレッシャーをはねのけ役目を全う。直後の山梨学大のSOをGK野井辰真(法3=伊予)が止め勝負あり。主将の一撃が決勝点となった。「悔しい思いを晴らせてよかった」(舘)。壁を超え、ようやく手にした栄冠だった。

 戦いの舞台は全国へ。7月の全日本大学王座決定戦では全国の強豪と顔を合わせる。それでも目標は「優勝」(古川)。関東制覇の勢いそのままに王座では創部初の優勝を勝ち取ってみせる。

 [中野拓土]

試合後のコメント

――今日の試合を振り返っていかがですか。

「山梨学大とは苦しい試合になるというのは分かっていたので、つなげる意識とDFはサークル外でチェックするということを意識しました」

――SO戦では最後に決めて優勝が決まりました。

「昨年1年間通して決められなかったので、それを糧に今年練習してきました。決まって本当に良かったです」

FW太田陸登(理工4=今市)

――優勝されてお気持ちはいかがですか。

「シンプルにうれしいです。これまで優勝することができなかったので価値ある優勝ですし、やってきて良かったなと思います」

――小池文彦監督も太田さんがFWとして得点源になっていると仰っていました。

「高校からいろんなポジションをやらせていただいていたのでそこに対するギャップはなかったです。期待されている分、何かの仕事をしないといけないと思っていたので点数は入らなかったとしてもそれ以外のプレーでみんなを鼓舞できるような役割であったと思います」

野井

――終盤追いつかれた場面を振り返っていかがですか。

 「止めようという気持ちはあったのですけど、もし入れられてもSO戦で止めたら勝てると思い落ち着いていました。PCの修正点は次の王座に向けて直していけたらなと思います」

――SO戦は緊張しましたか。

「しました(笑)。ですが緊張している中でどこかで落ち着いていました。ここで止めたら勝ちだとか自分は何をしたらいいかを考えていたので、ほどよく緊張していました」

古川

――山梨学大には負けが続いていました。

「個人能力は高いので1対1で負けないようにということを試合前から言っていました。そこに関しては練習からできていたので良かったと思います」

――先制のPCの時はどのような心境でしたか。

「決めるという気持ちしかなかったです。ここで自分が決めたら波に乗れると思っていたので、絶対に決めることを意識して打ちました」